ジャパン・プレミアム - 感謝献金(先祖解怨と先祖祝福)
所謂《冷感》商法の存在を(過去も現在も)否定し、報道を《加熱》し続ける旧統一教会(世界平和統一家庭連合)について、連日、デーブ・スペクター氏が発信している中に
という呟きがありました。的を射た発言ですが、集金には様々な手段があるようです。
『最近の主な高額献金は先祖解怨(せんぞかいおん)だという。「韓国に清平(チョンピョン)という聖地があって、そこで先祖の恨みを解くための儀式『先祖解怨』をしてもらうのです。私の場合、たとえ両親が信仰によって神様の血統に転換されていても、その前の代、さらにその前の代にはサタンの血統が混じっているという理屈で、先祖代々の因縁を解放するという名目で行われます。先祖をどんどんさかのぼって、最終的には430代にも上ります。ウチの両親もこの献金を行っていましたが、最近、父親がうちは相当つぎ込んだ。ふつうに家一軒買えるくらいって、ぼそっと言っていましたから、数千万円は献金したみたいです。」清平とは、ソウル近郊にあるHJ天宙天寶修錬苑(旧天宙清平修錬苑)のことだ。先祖解怨の後は、先祖を祝福する儀式がセットになっていて1段階、すなわち7代ごとに献金が求められる。1~7代までは70万。以降、7代~210代まで7代ごとに解怨感謝献金が3万、祝福感謝献金が1万。29段階で合計186万円。教団は祖父母を含めた夫婦8家系(夫の祖父母4家系と妻の祖父母4家系)の先祖解怨、先祖祝福を推奨しており、これをすべて実施すると、合計金額は1488万円にもなる。』
先祖解怨(および傍系親族や分家・本家に係る特別解怨)と先祖祝福について説明動画が公開されていますが、居住地(あるいは国籍)によって献金額が異なるようです。
【 韓国と日本を除く国々がグループ1~5に分類された、米ドル建て献金額の一覧表 】
かなり以前に 1,000 ウォン = 100 円 = 1 ドル と想定して献金額が定められたようですが、グループ1の国々(先進諸国)より韓国は少し低め、日本は大いに高め(まるでジャパン・プレミアム)に設定されています。米韓日の比較を大雑把にまとめると、先祖祝福について大差はありませんが、先祖解怨、特に 1 - 7 世代、について日本は10倍(ドル高が進行した現在の為替レートでは7倍前後)高くなります。
【 先祖解怨 】 米 国 韓 国 日 本
1 - 7 世代 USD 700 KRW 700,000 JPY 700,000
(USD 700) (USD 7,000)
8 - 世代 USD 70 KRW 50,000 JPY 30,000
(USD 50) (USD 300)
【 先祖祝福 】 米 国 韓 国 日 本
1 - 7 世代 USD 700 KRW 700,000 JPY 70,000
(USD 700) (USD 700)
8 - 世代 USD 70 KRW 50,000 JPY 10,000
(USD 50) (USD 100)
アエラの記事では、1家系当り
先祖解怨(70万円 + 3万円 × 29)+ 先祖祝福(1万円 × 29)= 186万円
8家系当り 1488万円と紹介されていますが、インターネット上に公開されている HJ Heaven and Earth CheonBo Training Center の献金額算出ページ(4家系用)では、先祖祝福が4家系当り(7世代分)1万円とされる一方、別途事務手数料がかかるため、(下記PDFファイルに保存した通り)計算結果が若干異なります。
米国 12,420ドル + 5,700ドル = 18,120ドル(4家系)
36,240ドル(8家系)
日本 6,520,000円 + 798,000円 = 7,318,000円(4家系)
14,636,000円(8家系)
韓国 10,100,000ウォン + 4,500,000ウォン = 14,600,000ウォン(4家系)
29,200,000ウォン(8家系)
現在の為替レートでは(8家系当り)米国の献金額は約 500万円、韓国の献金額は約 300万円に相当するので、日本の献金額が極めて高く設定されていることがわかります。