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旧統一教会を擁護する有識者(マッシモ・イントロヴィニエ氏)による背教者(元信者の大半)批判

一部では既に忘れられているようですが、店舗前の街路樹まで破壊しながら暴走を続けていたビッグモーターを転覆させる契機となったのは(創業家の親類にあたる)社員による内部告発・内部通報でした。

(前略)

同社の保険金不正請求を最初に内部告発したのは、千葉県の店舗に勤める兼重氏のおいだった。告発を受けたのは、社長と副社長の兼重親子だった。

報告書によると、塗装作業員として同店の板金・塗装工場に勤務していたおいの社員は、工場長が営業成績を上げるため、車を損傷させるなど「不要な板金・塗装の施工を強いている」と2022年1月、「環境整備点検」のため同工場を訪れた副社長の宏一氏に訴えた。当時、工場内では社員たちが不適切な作業を強いられ、不満がたまっていたという。

宏一氏は社長である父の兼重氏に連絡するよう伝えた。このため、おいの社員は、社内連絡で利用していた無料通信アプリ LINE(ライン)を使い、証拠写真とともに同店で横行する不適切な行為の詳細を直接おじの社長に告発した。

(後略)

数十年(?)に渡る組織犯罪を白日の下にさらした甥御さんの近況に関する報道はありませんが、告発者・通報者を保護する法律が制定されたにも関わらず、告発・通報後の内部告発者・内部通報者は辛酸を嘗めているようです。

さて、マインド・コントロールされている状態では告発・通報することが難しい宗教団体等においては、脱退後に様々な形で告発・通報することになりますが、そのような告発者・通報者は背教者や裏切者と呼ばれます。教えに背いた旧統一教会の元信者には次のような方々がいらっしゃいます。

Once He Was a Moon Devotee But Now Hassan Plots a Way to Fight What He Views as the Tyranny of Cults

教えに背いた皆さんのお蔭で真相の一端を垣間見ることができるわけですが、この話題に関連して、旧統一教会の擁護にお忙しいマッシモ・イントロヴィニエ(Massimo Introvigne)氏が自ら編集長を務める Bitter WinterCESNUR(Centro Studi sulle Nuove Religioni (Center for Studies on New Religions)、新宗教研究センター)のオンライン雑誌)に年初に掲載された連作記事『Are Apostates Reliable?』の日本語訳『背教者は信頼できるか?』が公開されています。長文ですが、ご興味があれば...




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