大統領就任までの経緯を詳細に取材したドキュメンタリー番組
大統領就任までの経緯と就任後の顛末を取材したドキュメンタリー番組
読者や視聴者の興味は移ろいやすく、たいていの事件や事故の報道は長続きしませんが、『お父さんのためのワイドショー講座』(TBSの報道情報番組「情報7daysニュースキャスター」の前身であった「情熱ワイド!ブロードキャスター」(土曜・午後10時~)の名物コーナー)が続いていれば、旧統一教会に関する話題か、ロシアによるウクライナ侵攻(ウクライナとロシアの戦争)に関する話題が、昨年(2022年)の年間ベストテン第1位に輝いたに違いありません。
但し、1950年代末に日本へ進出して以来ずっと(文鮮明教祖の没後、韓鶴子総裁の神格化が進んだこと等を除けば)主義主張や行動様式が首尾一貫している旧統一教会とは異なり、プーチン大統領の主義主張や行動様式は変遷してきたようです。
プーチン氏が大統領に就任するまでの経緯については、2005年にフランスで制作されたドキュメンタリー番組『プーチンはこうして権力の座についた』の中で詳しく解説されていますが、昨日移動中に長々と待ち時間が生じた際、2015年にアメリカで放送されたドキュメンタリー番組『プーチンの道』を久しぶりに視聴しました。
1時間枠の番組ですが、元KGBスパイがあっという間に大統領への階段を駆け上がり、20年以上に渡ってロシアに君臨している経緯が簡潔にまとめられています。
番組の中でインタビューを受けた、かつては新興財閥(オリガルヒ)の雄であった、ミハイル・ホドルコフスキー氏(逮捕・収監(10年間)・恩赦を経て、国外で亡命生活中)の次の発言はとても腑に落ちます。
首相に就任する前にFSB(連邦保安庁)長官も務めたプーチン大統領は、元KGBスパイなので、端から世界中を騙していた(欧米と協調するふりをしていた)可能性はありますが、最初はそれほど悪い奴ではなかったのかもしれません。
尚、先ほどもふれましたが、プーチン氏が大統領に就任するまでの経緯については、2005年にフランスで制作されたドキュメンタリー番組『プーチンはこうして権力の座についた』の中でより詳しく解説されています。
また、お時間があれば、今世紀初頭(9.11 アメリカ同時多発テロ事件が発生した翌年)にNHKが制作したドキュメンタリー番組『ドキュメント ロシア(前編・後編)』も併せてご覧ください。
(日本語版)
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(仏語版)
写真で振り返る . . . 欧米と協調(するふりを)していた頃のプーチン大統領