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教祖誕生 - ビートたけし(小説 1990年 / 映画 1993年)-子供の頃に母親が宗教に!?(TVタックル、2022年9月4日放送)

萩原聖人、玉置浩二、岸部一徳、ビートたけし、他が出演した映画『教祖誕生』についてふれる前に...

2018年の桜を見る会(2018年4月21日)に招待されたことが忘れられないのか、昨日放送されたTVタックル(収録放送)におけるパトリック・ハーラン氏(パックン)の発言がインターネット上で炎上しているようです。

旧統一教会を宗教と解すると、(刑事事件等に発展しない限り)異端の宗教も許容されるアメリカでは自然な発言かもしれませんが、番組中でも紹介されたフランスの事例だけでなく、多様な民族と宗教を包容する一方で40年も前に旧統一教会の活動を禁じたシンガポールの事例も研究してほしいと思います。

パックンの発言は長いので、ここでは、番組最後(落ちの部分)のたけしのコメントを採録します。(以下、アプリで文字起こししたため、誤字脱字が散見されます。)


ビートたけしのTVタックル(2022年9月4日放送)

ナレーター(銀河万丈)

子供の頃に母親が宗教に!?

ビートたけし

俺の子供時代は、うちの近所はやっぱり貧しかったから、いまは立派な宗教団体があるけども、昔は、みんな、ろくでもなくて。あの、うちのお袋が内職の金を持って行っちゃったりなんかしてたんだよ。

信者の集め方もだいたい聞いてって、何とか会はこういう集め方とか、伝統的なんだよね。

そいで、必ずその本部へ行って、その宗教に入っていかによかったかってみんなで話したりなんかして。話す内容がないと作っちゃったりなんか。そいで、俺なんか連れてかれて、うちの子供は悪かったんですけど、あそこで池のとこで遊んでますが、あれは悪くてしょうがなくて、今、この、私が、この宗教に入ったら本当にいい子になったってって、みんな見たら、俺、そこの池の周りのガキをぶん殴って池に突き落としてた。あ、すいませんでした。

ま、そういうふうにね、地元のとこに、こう、入り込んで、そう、地元ごと掬うと、そういうこっでござんす。


たけしのコメントを聴きながら、ポニーキャニオン(フジサンケイグループ)が製作し1993年に公開された映画『教祖誕生』を思い出しました。北野武の監督作品で助監督を務めていた天間敏宏がこの映画では初めて監督を務めましたが、1990年に出版されたビートたけしの小説『教祖誕生』を脚色した作品です。(公開時に劇場へは足を運びませんでしたが、1995年に上九一色村の教団施設(オウム真理教)で大捕り物があった後、地上波で放送された際にテレビで観ました。)

地上波のプライムタイム(ゴールデンタイム)には映画の放送枠が殆どなくなりましたが、似非宗教に関する話題が世間を騒がせている中、スポンサーがつけば、近日中に深夜・早朝の地上波や衛星波で放送されるとよいのですが...

『教祖誕生』には簡素で吹けば飛ぶような新興宗教しか登場しませんし、たけしの監督作品や出演作品の中では評価が低い部類に属するかもしれませんが、後学のために、機会があれば...



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