(※ この記事のタイトルは『誰よりも日本を愛した人』に倣いました。)
本日付で社名を変更した旧ジャニーズ事務所とは異なり、往生際のわるい旧統一教会は、昨日も法務局長さん(東京大学農学部卒)
とヤメ検(各地の地検検事・法務省局付検事)弁護士さん(東京大学法学部卒)
が前回の記者会見
から5週間ぶりに国民の大半を敵に回していました。
一方、地球を俯瞰すると、昨年2月から続くロシアによるウクライナ侵攻に続いて、イエス(ユダヤ人)がイスラエル(パレスチナ)の荒涼とした大地を歩まれた頃、あるいは(古代)イスラエル王国の成立まで起源を遡る紛争の拡大が世界を揺るがしています。
(イスラエルに居住する約600万人を併せて)1,500万人余りいると言われるユダヤ人ですが、その1/3はアメリカで暮らしています。無宗教のユダヤ人(例えば、フロイトやマルクス)や、他宗教に改宗したユダヤ人もいるようですが
世界各地へ離散してから十数世紀・数十世代を経ても、言語、宗教、伝統、慣習、他が守られています。
芸術(文学や音楽や美術や演劇や(ハリウッドを含む)映画)に秀で、自然科学や人文科学でも目覚ましい業績をあげ
アメリカやヨーロッパの財界や政界の中枢で権勢を誇り
最先端のIT産業をも牽引する
ユダヤ人に、(20万人ほどのキリスト教徒を含む)400万人弱のパレスチナ人は、第二次世界大戦の終戦以降、ずっと押され続けてきましたが、長年に渡る血で血を洗う争いを理解する上で(推計)人口の推移が一助となるかもしれません。
日本の幕末頃まではイスラエル・パレスチナに居住する人口の大半はアラブ人であり、ユダヤ人は極めて少数派でした。
それが百数十年のうちに様変わりしたわけですから、争いが容易に終息するはずはありません。
さて、旧統一教会の創設から最晩年まで大風呂敷を広げ続けた文鮮明教祖が釣りバカに加えて様々なスポーツを、中でもサッカーを愛好したことは以前の記事『ペレを広告塔として利用した旧統一教会』『ソウルでワールドカップが開かれたときは3台のテレビを並べておいて中継される全部の競技を見ました』でもふれましたが、サッカーを伝道・布教に利用する意図はあったとしても
自叙伝の中の下記に引用した文章は評価に値するかもしれません。
10年余り前に教祖が逝去(聖和)したこともあって、この構想が実現することはありませんでしたが、教団が韓国とブラジルのプロサッカーチームを手放した後も、旧統一教会の友好団体や関連団体は青少年向けにサッカーを通じた交流イベントを開催していたようです。(現在でも続けている地域もあるようです。)
https://www.tparents.org/library/unification/publications/smm-org/works_sports.html
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高額献金や霊感商法を通じて日本国内で掻き集められた資金の一部が、おそらく、このような活動にも振り向けられてきたことを末尾に書き留めます。