
新型エアフォースワンはトランプ大統領の在任中には間に合わないかも . . .

Donald Trump has begun a mafia-like struggle for global power.
On Board Air Force One
The New Air Force One: Flying Fortress
大統領(二度目)に就任する前から世界中を騒がせ続けているトランプ大統領ですが、ウクライナへのロシアの侵攻に対する対応を見るだけでも、支払は1ドルでも少なく・受取は1ドルでも多くという商売人・不動産屋気質は徹底しているようです。

中古機を改装して2011年からトランプ大統領が使用している(プライベートジェット機)トランプフォースワン(N757AF)
https://www.planespotters.net/airframe/boeing-757-200-n757af-donald-trump/38w243#google_vignette
は1991年に製造された機体ですが、大統領専用機VC-25A(ボーイング747-200B)も1986年に製造され、EMP(核爆発によって発生する電磁パルス)対策艤装等を追加で施した上で、1990年に就航した機体です。
https://www.youtube.com/watch?v=DD7QuVB3Grk&t=17s

空軍は2000年代の後半から次期大統領専用機(VC-25B)に関する計画に着手しましたが、紆余曲折を経て製造済(発注者へ)未引渡のボーイング787-8I(Intercontinental)2機を購入し、必要な艤装を施すことが、第一次トランプ政権下で決定されました。

トランプ大統領が派手に値切った(物価上昇スライドなしの固定価格)ことが災いしたかもしれませんが、2020年に始まったボーイング社による外装・内装・装備の改修作業は大幅に遅れ、2024年に予定されていた就航は一昨年には2027年~2028年に延期され
https://www.af.mil/News/Article-Display/Article/3326103/new-paint-design-for-next-air-force-one/
現状では(トランプ大統領が任期を終えた後の)2029年になるようです。
イーロン・マスク氏がボーイング社を訪れたり
https://www.politico.com/news/2024/07/30/trump-air-force-one-00171453
トランプ大統領がカタール王室が使用していたボーイング747(中古機)を視察したりしながら
(安値で請け負ったVC-25Bの改修作業で巨大な赤字が発生することが確実な)ボーイング社に圧力をかけている(脅している)ようですが
このままではトランプ大統領が在任中に新しい大統領専用機で飛行することは叶わないかもしれません。
尚、バイデン政権下で決定されたことを片っ端からなかったことにしているトランプ大統領は、バイデン政権下で手直しされた新型エアフォースワンの塗装も第一次トランプ政権下で計画が決定された当初の塗装案に戻すつもりのようです。

追記
現行のエアフォースワン(VC-25A・ボーイング747-200B改)より新型のエアフォースワン(VC-25B・ボーイング747-8I改)の方が全長も翼幅も長いこともあって、アンドルーズ空軍基地に新しい格納庫が建設されているそうです。