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視点の自由研究No.79「視点_ローカルにいながらグローバルの技術を」

SDGs。持続可能な社会の中でもよく言われている誰も取り残さないというメッセージがあります。インターネット、さらにコロナを経ることで広告業界も一気にデジタル化しました。様々な業種がここ数年で様変わりしていく中で、クライアントと相対していくと驚くほどの情報の差に出会うことがあります。自分たちの業界を遥かに凌駕する進化をしている業種かと思えば、そんなところがまだデジタルが及んでないの?と思いえるほどの情報の格差。

今回はそうした情報差について考えてみたいと思います。

「デジタル化」

自分を取り巻く環境を考えた時に、実は驚くほどの情報メディアがあることを忘れてはいけません。かつてのテレビ、新聞を中心にしたマスメディアはそのままに、それらを凌駕するインターネットの世界、それに常時接続できるスマホ、SNSの台頭、スマホアプリの多様化、そこから派生して再びテレビをモニターとして活用するサブスクサービス、リアルでの生活では、チラシ、ポスター、さらには口コミと書き出していけばキリがないほど情報を拾えるメディアは数限りなくあります。

まさにテクノロジーが発展することで、生活にデジタルが溶け込み一体化した世界。デジタルマーケティングと呼ばれる分野がありますが、既に生活の中に溶け込んでいるデジタル技術をどう紐解き、どう活用するか、というレベルでの課題になったと思います。

「ローカルにいながらグローバルの技術を」

そうしたデジタルが溶けた世界では、ローカルにいるということにおいても情報を拾い上げることの難易度を下げていると考えています。

逆にデジタルになったことで、その人に最適化された情報が提示され、自分の好きな情報が向こうからやってくる。家族といえどもお互いに知っている情報に差が広がっている。

私たち映像コンテンツを作る者も、そうした社会をちゃんと意識しなければならないと気をつけています。もともと東京でも仕事をしていた経験もあるので映像クオリティのコントロールなど、いわゆる全国レベルの映像制作のノウハウは知っていました。その上でこうしたデジタル化された社会で映像コンテンツの種類、作られ方、見られ方までを意識して作っていく必要がすでにあります。

作り手側から見れば予算が高いからいいという基準からアイデアと知識による工夫の方が重要になってきた世界は、それはそれで面白いと感じる一方、クライアントサイドに立った時のどこから手をつけていいのか、五里霧中感たるや今までの比ではないでしょう。

私たちもこうした日々変わる広告テクノロジー知識を勉強しています。だからこそのクライアントへの最適な提案へと繋げていける。まさにローカルにいながらのグローバル技術の提案になっていると思うわけです。

「新たなパーパス」

こうしたデジタル知識。俗に言うリテラシーの高さに各個人でかなりのばらつきが生まれています。

業務上、デジタルを駆使する業界やビジネスをされている方なら精通しますが、ローカルの個店さんなどは詳しい人もいれば全く感知していない人も出てきています。

自分達も完全に精通しているわけではありませんが、広告分野での映像コンテンツ活用やWEB連動などの手法を日々研鑽することでクライアントの満足いくコンテンツ制作ができていると思っています。

私たちの知識がどこまで役立つかはこれからにかかっていますが、こうした【デジタルの情報格差を無くすこと】は自分達のパーパスになり得ることだと考えています。

誰一人取り残さない社会にするため自分達も微力ながらですが、こうした活動をしていきたいと思っています。


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