グリーン(植栽)のある空間

私たちの写真の分野は見せたい部分に対して水平、垂直をきっちりと出す、適正な露出と色温度、画質はシャープでコントラストを高くしつつも白飛びや黒つぶれをさせないなど、ある程度の決まり事が確立されていると思います。

これらの決まり事を基本にお客様のご希望に合わせてどれくらいの振れ幅を加えられるかがカメラマンの技量のひとつなのではないかと考えています。

近年はお客様の用途も様々で、前述の様な竣工写真としてきっちり記録をする写真を求める方もいらっしゃれば、どちらかといえばSNSなどで映えるようなイメージやシーンに近いような写真を求められる方もいらっしゃいます。

私たちにご依頼をくださるという事は建物や空間を撮影されたいという事が基本だと思われるのですが、演出したい空間の雰囲気や設計の方、お施主の方のご希望を伺って求められるイメージをご用意しようと取り組んでおります。

今回はグリーン(植栽)がポイントの事例を掲載してみようと思います。

オフィスのリフレッシュエリアや美容院、クリニックの待合い室など、癒しや清潔感を演出したいときに植栽はよく使われます。

このような狙いがある場合は標準域寄りのレンズを使用しソフトフォーカスで柔らかく、青白い色味で若干彩度を下げる、コントラストを少しさげて明るく、若干白飛び気味に仕上げると雰囲気が伝わりやすい写真になると思います。

※noteって写真の色味が少し変わりますかね…？