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観念したセクシャリティと人間的魅力の相関性を信じて
今回もいただいたマシュマロへの返答が長くなってしまったのでこっちでお答えしようと思います。
こんばんは。いただいたマシュマロを読んだ限り、おそらくすでに自身の性的指向については“体感的”に自認できている方なのかなと感じましたが、まずは一応月並みですが私が性的指向の自覚について聞かれた際いつも答えている単純な自問自答の方法をお答えしておきます。自身の性的指向がもっとも明白に現れるのは、自慰行為など
先人たちの醜態アーカイブスと細切れにした主体性の引き出し
反応がだいぶ遅くなってしまいましたが、いただいたマシュマロの内容が大変興味深かったので、今回はこちらでご返答することにしました。
こんにちは。結局バービーまだ見れていなくてあの作品がどういった形で男性の生きづらさや抑圧を描いているのかわからない状態でお答えするので恐縮なのですが、文中の“受容器”という表現がとてもしっくりきたので、紛れもなく男性である私自身の受容器を踏まえた上で今回は長くなりそう
ホモソーシャルにおける“通例”的スキンシップと男性間に発生するグロテスクな性的イニシアチブ
フォロワーのいいね欄をぼーっと眺めていたら目に入った記事なのだが、非常に生々しくすごみを感じる内容であり、身につまされる思いで読み入ってしまった。
これはすでに私の中で自身の生活を急激に乱すほどの脅威ではなくなり、ある程度冷静に言語化できるところまで鎮まっていることなのでここで自己開示させてもらうのだが、かくいう私も成人して間もない学生の頃、人に物を教える立場の男性から性的暴行を受けた経験がある
当事者性を放棄できない痛みの神殿とエース・ローを待ち焦がれる園芸用手袋 : 『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』感想
原語版のPVを見たときから楽しみにしていた『ディスコ エリジウム ザ ファイナル カット』の日本語版をいざプレイしてみたところ、予想どおりその世界観設定やキャラクター描写は琴線に触れまくる素晴らしい表現で埋め尽くされており、誇張抜きで寝食に弊害を及ぼすほど面白すぎて痺れるくらいの感銘を受けてしまった。本当に素晴らしいゲームだった。なので、ハードコアモードを含め5周ほどプレイした体感が薄れる前に、個
もっとみる「売れたい」と願う身体機能とおじさんブームという名の幻影
私事ながら、去年の末よりとある漫才師のコンビにダダハマりしている。ハマっているというよりも、堕ちたといった方が適切な状態かもしれない。そのコンビ間にたゆたう情念の複雑怪奇さに魅了され過ぎて、よこしまな考察や妄想を吐き出すためのクローズドアカウントをこしらえる始末である。
そんな状況なので、最近は以前にも増して様々な“芸人”たちのYouTubeチャンネルを頻繁に視聴している。特にコンビ間での何気な
水着ガチャとオジサンキャラの逆説的な性的消費
早いもので2021年も折り返しとなり7月に入った。そして今年もまた、あらゆるソーシャルゲームが腕によりをかけた水着仕様の美少女キャラや美男子キャラたちのガチャを実装し、様々なキャンペーンを打ち出しては新規プレイヤーの獲得を目論む、そんな日本のオタク文化に根付いた性的消費意識がこれでもかというほど利用されるイベントシーズンが到来した。しかし、大手を振って2次元キャラクターの性的消費に勤しめる季節であ
もっとみる性自認公表と過度なセンセーショナリズム
以前から尊敬してやまない宇多田ヒカルさんが、先日のインスタライブにて自身の性自認がノンバイナリーであることをさらりと公表していた。あの発言はプライドマンスについての話題から流れで出てきたものであり、本人も性自認そのものに関してはそこまでセンセーショナルなイメージを抱いていないのかなぁといった印象を受けた。というより自分の場合は「でしょうね」くらいの既知的な感覚で受け取ったし、優れた表現者である以上
もっとみるアルコールとオジサンたちの砦
時世柄、公私ともに酒が入った状態で音声通話をする機会が増えた。
直に対面した状態での紹介がしにくい分、友人の友人や知人の知人といったまだ面識のない相手とアルコールを交えて話をする(しなくてはならない)場面もそこそこあり、極稀に初対面の相手が大なり小なり酒による失態や失言をやらかす気不味い状況に立ち会うこともある。そしてそういった失態は形式上立場のある中年以上の男たちが赦しを乞うような形で発揮する