
あなたのキー(調)で。
とかく他人と自分を比べて自己評価が上がったり下がったりしてしまう人へ。
心動かされた、外側にある何かに絶対的価値を見出しやすいのでしょうか。
しかし、絶対はありません。多分。
絶対、絶対などないとも言えません。
これは言葉遊び。
ここでいう絶対は、相対、との関係におけるもの。
僕は、相対音感がありますが、絶対音感はありません。
基準となる音がわかれば、そこからどれくらい離れた音なのかがわかります。
基準がないと道に迷います。
ある音がいました。自分がなんの音か知りません。 ドレミファソラシドのどれでしょう。 そこで外に探しに行きます。 しばらくして、ソを見つけました。 ソの距離から、自分はこれだけ離れているから自分はこの音かと知ります。 自分はソから5つも低く離れています。 ドでした。 ソから5つ離れていることを知り少し気落ちしています。 なんで自分はソじゃないんだろう。 なんであそこにいないんだろう。 気がつくと、ドの中でソが基準になっていました。
ドはドであるだけ。ソはソであるだけです。
しかし、ソが見つかったことで自分がドであることを知ったのは確か。
出逢うことは素晴らしいことです。 他人を知ることは自分を知ることです。
比べてどちらが劣っている優れているとかではない。
誰かが語る真実が、あなたの真実であることもないです。
自分がドであることを知ったドは、基準を自分に決めました。
そう。これからはいつだってキー(調)は自分のものです。
あなたのキー(調)はなんですか。
僕は僕の歌を唄います。
あなたはあなたの歌を聴かせてください。
あなたの1番歌いやすいキー(調)で。
オリジナルであろうと努力しなくとも、
あなたが口ずさめば、
それは宇宙のどこにもない
オリジナルなものです。
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