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2021.11.09

1人の武士の物語を見た日。


【時間】
10分

【音】

【学んだこと】

○現代の私たちには想像のつかないぐらいの生きることすら必死な時代があったこと。

○御先祖様方がたくさん悲しんだからこその、この安心できる世界ができたこと。

○ただ違う形での争いはある。とはいえ表面的な戦というものは昔と比べた時に、少なくなってはいる。

○信じられない展開になるような御神仏の御加護はあるということ。


【見えたこと】


①  


1人の男性が滝行をしてる。
滝行をしながら何やら一生懸命に念仏を唱えている。
背中に水が当たる感触が妙にリアルだった。
滝行したあと、体感がスッキリして空になる意識もリアルに感じられた。


場面は変わり、

あちらこちらが火の海で燃え盛る。

風が援護して更に炎が激しく踊る。

①で出てきた男性は絶望感でいっぱいになっていた。



②から場面が少し戻った頃だろうか。

戦前。この男性は軍を率いる立場にいた。
みんなから『一緒に頑張りましょう』とか『全力を尽くします』と声をかけてもらえるほど、この男性は周りからの信頼が厚かった。

場面の緊張感と、怖気ついてられない雰囲氣と。

皆んなの士氣を高めるために
男性は号令をかけた。



戦が始まると次々に人は死んでいく。

仲の良かった友人も、近所に住んでいた人、小さい頃にお世話してもらった人も無惨にも亡くなっていく。

涙が止まらないが、泣いている場合でもない。

向こうの勢力が強く、押され気味だ。

そうして②の場面へと時間が進んでいったのだと分かった。


もう何もなす術もなく、失うものも無くなって、火に囲まれて呆然としていた。

『死ぬんだな...。』言葉にするとしたらそういう氣持ちだったのだろうか。

どうすることもできずに、男性は天に祈った。



すると
火、水、雷、風、様々な神様が一斉に動き始めた。突然の雷の音、激しい豪雨。
炎が一気に鎮まる。

あり得ない光景。
そんな訳はないと思う光景。

あまりの激しさに敵は前に進めなくなり、戦は無くなる。

男性は涙を流して1人呆然としていた。

周りの死体たちが物のように転がっていた。


私はその映像を見て、お題目を唱え続けた。
弔うことを少しでも出来たらと思った。

先人たちが生きていた時代。

あまりの過酷さに
今生きていることに自然と感謝が湧く。


男性が滝行をするようになった所以は
皆を戦で死なせたという意識があったからだった。

戦った先に何も得られないことも知った。

何のために戦ってきてんだろう。
そうして御神仏の世界に入った様子。

男性に対しても私はありがとうと氣持ちを込めてお題目を唱え続けた。

※体感は個人の感想です♡
※こんなことがあるのか〜!っていう
フィクションの読み物として
お楽しみくださいませ♡

つづく

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