打ち切りかよ！

最近、《守護神エクゾディア》という遊戯王カードが出た。

効果モンスター
星１０/闇属性/魔法使い族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードの(1)の方法で召喚したこのカードが、
元々の持ち主が相手となる悪魔族・闇属性モンスターを戦闘で破壊した時、
自分はデュエルに勝利する。
(1)：このカードはモンスター５体をリリースして召喚する事もできる。
(2)：このカードの攻撃力・守備力は、
このカードを召喚するためにリリースしたモンスターの
元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。

言うまでもなく、手札に5枚揃えると勝利するあのエクゾディアの派生カードなのだが、少し補足しておくと、原作の最終盤でラスボスを倒すために召喚される（……があえなくラスボスに破壊されてしまった）という活躍もしていて、このカードの(1)の召喚方法と『デュエルに勝利する』効果はそのエピソードに由来している。ラスボス（見るからに悪魔族・闇属性だ）を倒して世界に平和をもたらすための存在……みたいな。

ただ見方を変えれば、これは遊戯王という物語のIFの話でもあって、もしもエクゾディアがラスボスを倒していたら、いろんな伏線を放置したまま強制的にハッピーエンドを迎え……速い話が打ち切りになってしまう。

……そういう目で見ると、《守護神エクゾディア》は『遊戯王という漫画の打ち切り』をネタにしたカードのようにも思えてこないだろうか？