MTGアリーナにハマりすぎている

……noteに新しい記事を書くモチベーションが湧かない理由の一つだ。


初心者なりの感想とかは、MTG既プレイヤーにとっては面白いのかもしれないけど、MTGを全然知らない人にとっては退屈だろうし、……そもそも既プレイヤーが面白がるポイントもよくわからないな。ひとまず、私が一番ハマっているドラフトという遊びの話だけ軽く触れたい。

基本ルールはこれを参照


アリーナのドラフト

本来ならプレイヤーが8人一堂に会して、一斉にパックを開ける遊び方なのだが、オンライン対戦シミュレーターであるMTGアリーナでは少し仕様が違う。7人の他プレイヤーではなく、7つのbotとパックを開封するのだ。そして対戦相手も同席したプレイヤーではなく、ランダムにマッチングした相手との対戦になる。

◆利点◆
デッキ構築を中断できる
試合と試合の間で好きな時に中断できる
マッチングの待ち時間が短い
デッキ構築に自由に時間をかけられる(短くも長くも)
◆欠点◆
他プレイヤーのデッキ構築と干渉しあわない
プレイヤー間のカードパワーの差が生まれる
◆捕捉◆
本来なら「他のプレイヤーが白のデッキを組もうとしているから、妨害目当てに白のキーカードを取る」とか「他プレイヤーは誰も赤に手をつけていないから強いカードがたくさん回ってくる」といった形で全てのプレイヤーは干渉しあっている。
開封するパック全体のカードパワーの高低は卓の全員で共有しているので大きな不公平も生まれない。


『ラヴニカのギルド』のドラフト

いまドラフトが開かれているのは『ラヴニカのギルド』というパックなのだが、どうにもこの欠点の部分が前のパック(『ラヴニカの献身』)以上に目立っているような気がする。

MTGアリーナにおける『ラヴニカのギルド』のパワーバランスは、どうやら赤白、赤青>青黒>白緑、黒緑、(ギルド門多色)の順らしい(だいぶ主観)。

◆読み飛ばしてもいい部分◆
攻撃一辺倒で速攻デッキの赤白、速攻にも中期戦にも対応できる赤青が安定して強くて、青黒はパックからキーカードが拾えるかどうかに大きく依存しているものの決して弱くはない。一方で白緑と黒緑は勝ち筋が明確ではなく、地道な長期戦志向ゆえに赤白や赤青の速攻に押し切られるケースが多い。ギルド門デッキは……やはり存在するかもわからないキーカードに依存しているのがつらい。

従来のドラフト戦なら、強力な赤・青・白のカードは一瞬で売り切れる一方、長期戦志向の緑・黒・白のカードは人気が小さく、それゆえに手に入りやすい――その結果、カードパワー自体に格差があってもデッキ同士にはある程度の均衡が生まれるはずになっている。(聞く話によると一番人気の赤白は8人中3人のプレイヤーが選択することもあるのだとか)

ところがMTGアリーナの場合、恐らく7つのbotの傾向を考慮してもなお、赤白と赤青は組みやすく(カードが回ってきやすい)、そして強い。だから、「パックのレアカードが全部緑だった」みたいな場合を除いて、(世界中にいるプレイヤーたち全ての内の)ほとんどのプレイヤーはは赤白か赤青を組むのが最善手になっている……ように感じる。

実際、(3敗するまで連戦するゲームモードで、勝ち進むほど対戦相手も既に勝ち進んだ、強いプレイヤーとマッチングするようになっているのだが)勝ち進めば勝ち進むほど赤白と赤青の比率が上がっているし、自分がそこまで勝ち進めるのも赤白か赤青を選択した場合がほとんどだ。

「せっかく目の前に緑のレアカードが来たから、今日は緑のデッキを組んでみたい」といった遊び心は、十中八九挫かれている。勝てなくてつらい。

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つくしなづな
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