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クリエイティブ力を根こそぎ奪い取る「満足感」

デザイナーの鉄尾です。

グラフィックであっても文章であっても
作品の質が上がれば
クリエイトした人の評価が上がります。

みなさんもご自身の作品の質を
もっともっと上げていきたい
そう思いませんか。

技術的なノウハウはもちろん大事ですが、
今回はクオリティーの高い作品を
仕上げていくために必要な
マインドセットについて紹介していきます。

作品の質を上げるマインドセット方法

ポイントは、ズバリ
『さらに良くするためには?』
と何回、自分自身へ問いかけられるかです。


クリエティブな作業は答えがない世界であり、
「これで完璧!」という基準も
明確には存在していません。

つまり、こだわろうと思えば
半永久的にクオリティーを
向上していくことできます。

故にどこまで
ブラッシュアップしていけるか

キモなるわけです。


ですが、その道中に
向上心を根こそぎ奪ってしまう
厄介な障壁が現れます。

それは『満足感』です。

クリエティブな作業をしていると、必ず
『これは、すごいものができた!
きっとみんなが感動してくれるはず!』
と舞い上がってしまう瞬間が訪れます。

特に没頭して作り込んだものほど、
このような感覚になります。

この時、注意したいことは
このような満足感に浸ったタイミングで
提出をしない
ことです。

大抵の場合、翌朝冷静になって見返してみると
「なにこれ!?」
と思ってしまう稚拙なものだったと
分かってしまうからです。

ですので、ここからまたさらに
ブラッシュアップをかけていくことになります。

再度「満足感」が訪れようとも


そしてまた『満足感』を感じる瞬間が
訪れるわけです。

そして「今すぐ提出しよう!」
と思ってしまうのですが…

我慢です。耐えてください。

この満足感が訪れた瞬間に、ぐっとこらえ
どれだけそこから

「さらに良くするためには?」

自分に問いかけてブラッシュアップ
していけるかが、肝となります。


満足感を感じているときは大抵、
「やりきった!」
という達成感を感じているときです。

それは言い換えれば
「エネルギーを出し切った」瞬間であり、
そこからもうひと踏ん張り
頑張る気力が残されていない状況です。

ですが、ここからどれだけ
一踏ん張りできるかで、
クオリティーは
天と地の差ほど開いて
しまいます。

つまり、良い作品とは、
決してセンスだけで
作り上げられるものではありません。

どれだけグッと耐えながら、
さらにブラッシュアップを図っていけるか

というマインドが大切になるということです。

DNAパブリッシング株式会社
企画編集部 鉄尾 和弥

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