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疑うことは悪いことだろうか?

疑うことは良くないこと。相手に申し訳ないこと。
という価値観の方を良く見る。

基本的には疑うという気持ちは負の感情とされ、
あまり良く思われないのも事実。

しかし、疑うことは、物事の真実に近づくための大切なプロセスである。

疑うだけ疑って、よく分からないから、、と考えを放棄してはならない。

「疑う」という力を使いこなし、
この正しさと正しさに溢れる世界を生きるための、
哲学という名のものさしを手に入れる旅に出よう。

かっこよく言えば、
疑うことを疑うことが哲学の原点である。。。


人は思い込みに支配されている

この自分の思い込みひとつひとつに疑いが必要である。

自分には出来ない。←やったことある?
向いていない。←向き不向きを決めてるそれは天性のもの?
そういうキャラじゃない。←そのキャラはいつ誰が決めたもの?
頭悪いから無理。←本当に頭が悪いの?
何やっても続かない。←まだ自分がやるべきことに出会ってないだけでは?
普通の人には出来ない。←普通って?
長所が見つからない。←長所と短所の違いは?



(ちょっと返し方が攻撃的に見えてしまうかもしれないが、自問自答を書き起こしただけなのでお許しを。)

ここには書ききれないが、このような日常で身についてしまった自分の中での常識をひとつひとつ疑い、真相を追求しなければならない。そうしなければ、いつまでたっても自分の行動は周りが自分に与えた思い込みに支配され続けるだろう。
疑うからといって、必ずしも間違っていることとは限らない。
自分や世界の当たり前を一つ一つ確かめて、自分が世界を見極める精度を少しずつ上げていくことに価値がある。

何かに挑戦したいとき

何かに挑戦したいとき、先ほど挙げたような思い込みが邪魔をする。
まだ挑戦していないのに、どうせ継続出来ない、どうせ出来ない、とブレーキを踏んでしまう。
大抵こういうのは、死ぬときにふと思い出し、後悔という感情とともにやってくる。思い込みを減らしていくことは、人生的に後悔の量を減らすことにも繋がるだろう。

長所が見つからない?

長所を見つけるのは私の得意分野だ。
なぜなら、本人に短所を聞けばほぼ完了したも同然。
後は、それを言い換えるだけ。

長所と短所はひとつの特性にしか過ぎない。
そのひとつの特性が場面によって、良くも働くし悪くも働く。

つまり、長所と短所は同じ数存在する。

「短所ばっかで全く取り柄無い。」という言葉は、私には
「日本って上り坂ばっかだよね。」と同じに聞こえる。

たまーーにいるのが、長所も短所も無いって人。
とても恵まれている。自分で勝手に決めて長所にしよう。
自分がそう思い、他人にそう言っていると、
それを活かすチャンスが回ってきやすく、そのチャンスがさらにその長所を伸ばすという好循環に入る。

与えられてばっかじゃつまらない

本当はもっと自由なのに。
与えられた正体不明な思い込みの支配から救う言葉は、
「思い込みを思い通りに」

思い込みが私たちの行動を変える、のであれば、
自分の理想に近づけるための思い込みを思い通りに変えていこう
という考えである。

短所を短所のままに放って置くのはもったいない。
尖った短所であるほど、場を変えればとびっきり尖った長所だ。

でも君には無理だよ

こんな言葉に負けてはならない。
なぜ自分の人生を勝手に無理だと言われなきゃいけない。
それを信じ込んで諦める日々なんて馬鹿馬鹿しい。
自分の思い込みにこんな言葉受け入れてはならない。


こんだけ強気なこと書いてても、
うまくいかないとき耳元でこの言葉が聞こえてくる。

でも大丈夫。

思い込みは思い通りに変えられる。
それを疑う力で知ることができた。



少しでも疑うことの価値を感じてもらえただろうか。




ついで話。

疑うという言葉の定義をここでは、「物事の真実を見極めるための行動」
と、させてもらったので問題なく話を進められたが、言葉の定義を共有していない相手とお話をするときに「疑う」という言葉を連発すると、びっくりさせてしまうので、普段は今回の「疑う」という意味で、「気づきを学びに」という言葉に変えて使っている。

ここでの旅の知識は、言葉の定義が違う人間と話すときには気を付けてほしい。私も気を付けてはいるが、たまに人を非難しているように取られてしまう。しかし、同じ言葉の定義を持った、同じ価値観の人に出会えたときの喜びはとても大きい。ので、頑張って探すこととしよう。。

哲学というと、難しく感じてしまうかもしれないが、曖昧な言葉の定義を整えていく作業と共存しているため、分かる人には、哲学の方が日常会話よりも理解しやすくなるだろう。分かる人には分かると気取っていてもい方が無いので、空を飛べないハチを主人公に絵本を書き始めたりと、いろいろしています。ちなみに、旅という表現はその絵本に合わせて使ってみた。

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