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横断組織におけるPdM業務のあれこれ <プロダクトバックログの整理編>

こんにちは、アルファ室 プロダクトマネージャー/プランナーの石田です。

今週は、とある部署のプロダクトバックログを整理する機会がありましたので、業務内容をレポートしてみようと思います!


気がついたら大量のバックログに..

これまでの経験で、バックログを管理しようとすると以下のような壁にぶつかることがありました。例えば、スプレッドシートで管理していると、かなりの量になってしまうことがあります。定期的にバックログを整理し、優先度でソートをかけて運用するイメージです。

お恥ずかしい話ですが、ここ10年くらいの自身の経験ですと、気がついたらバックログが大量に積まれ、優先度の判断がしにくくなっていたことがあります。

どうしてそうなるのか
・管理ツールの問題
・開発スピードが追いつかない問題
・他部署からの要望が頻繁に入る問題

このような状況でも、節目(たとえば四半期ごとや半期ごと)に「プロダクトのために本来やるべきアクション」を追加し、ユーザーが抱える課題に向き合い、プロダクトロードマップを作成し実行する理想は捨てきれません。

客観的視点で整理してみた

前回の記事でも書いたとおり、アルファ室ではサービスやプロダクトを持っていません。今回のプロダクトバックログの整理も、他部署からの依頼で行っています。

どんなバックログだったかというと、100近くのリストが溜まっており、2つの優先度をもって管理されていました。定期的に優先度を判断しアクティブに活用されている状態でした。

他部署の私が突然リストを見ても、なかなか全体像が浮かび上がってきません。そのため、以下のようにmiroで可視化してみました。

各プロジェクトの優先度の可視化

こうすると、スプレッドシートのフィルターで見るより把握がしやすくなります。※着手優先度・施策優先度の両方が高いものが現状無い(=左上がない)のは、今期中の実行アクションを抜いたためです。

可視化のメリット
・KPIやNSMに向かって実行したいアイテムを再配置したり追加しやすい
・PdMやデザイナー・エンジニアが集まって、あーだこーだ言いやすい
・目標と照らし合わせて、本来やったほうがいいことも付箋で書きやすい
現在の優先度で付箋のカラーをルール付けておくと、リストへの反映も楽になると思います。(普段はリスト管理で十分だと思います)

社内ではMondayやJiraなどのツールを用いた管理がされていますが、節目の整理では、上記のように可視化した上で、関係者が集まり対話の場を持つメリットがあると思っています。


整理に至った経緯とこれから

現在なぜ他部署のプロダクトバックログの整理を行っているかというと,
PdM業務支援の1つだからです。

外から支援しているからこそ、無邪気に進めるのではなく、冷静な意見やアイディアが生まれ、それを提案できるのもやりがいの1つです。

また、緊急度と優先度(事業成果やユーザー体験の向上)の2軸で整理したり、期中に発生する計画外の新規案件の実行承認時に計画を変更するリスクや実行メリットを【定量・定性】×【短期目線・中期目線】で判断できるフローも提案できたらいいなと考えています。

いろいろな発想はありつつ、きれい事では進まないので、ヒアリングをしながら状況に合わせた提案を工夫して、指標設計・プロダクトロードマップの計画策定も支援する予定です。

来月から、グループワークや定例会議が始まりますので、上記の準備や心意気を持って業務推進していきます。

全体を通した取り組みのレポートも期末に報告できればと思っています!

おわりに

今回、わたしが関わっているプロジェクトから1つ業務を取り上げてご紹介しました。横断組織におけるPdM業務の内容が少しでも伝われば幸いです。

数多くのサービスやプロダクトに関われるのは、横断組織ならではの環境によるもので、仕事の面白さややりがいがあります、定期的にこの場で発信していきますね。

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