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(※12/17追記あり)とても感銘を受けた二次創作の作者様に感想を送らせていただいた話
今回は本当に取り留めのない、こんなことがあって嬉しかった&一方で反省するところもあったよ、程度の内容なのですが(苦笑)
それでもここしばらくの間、この感想を送るべきかどうかとそこそこ悩んでいたことだったので、備忘録としてここに記させていただくことにします。
当の作者様ご本人の目にこのnoteが留まってしまうというようなことは99.9%ないと思いますが、もしその0.1%の確率でたまたま偶然この記事が目に入ることがありましたら、改めてお礼をさせていただきたいです。
ご丁寧にお返事を下さり、本当にありがとうございました。
たまたま目に入った某アニメの二次創作が大変「刺さる」ものだった
![](https://assets.st-note.com/img/1730128419-NIt9b6GjvlrwgxAa0q254RpD.jpg)
私は暇つぶしでよくピクシブを閲覧しておりまして、その日も何か面白そうな二次創作ないかな~と適当に画面をスクロールしていたところ、その作品にたまたま出会いました。
何がきっかけで私のホーム画面におすすめされてきたのかは分かりません。
また、「好きな作品ではあるけど二次創作をすすんで読みたいと思うほどの熱量はない」ということで、いつもならスルーしていたかもしれません。
が、タイトルとイラスト(挿絵は作家さんとはまた別の絵師さんがご担当されているようでした)に惹かれるものがあり、とりあえずちらっと読んでみようかな…と思ってしばらく目を通していたところ、自分でも思わぬ「沼」にハマってしまった…という次第であります。
具体的な作品名は作者様の迷惑になってはいけないので伏せますが、とにかく自分の学生時代の思い出や、また原作に初めて触れたときの新鮮な感想が読んでいて一気によみがえってきたような感覚でした。
作品の時代設定は2009年頃なのですが、この時代はまさに自分がニコニコ動画にどっぷりハマり、(いわゆるROM専でしたが)2chに入り浸り、また二次創作サイト(当時はピクシブのようなサイトがまだなくて各自ホームページを作って、二次創作ランキング的なところから目当てのジャンルの作品を探していた時代でした。キリ番とか今の若い子知らないだろうな汗)を読み漁っていたという完全に今から思えばガチオタ丸出しの黒歴史としか言えない時代でした。
ですが、今振り返ると悶絶したくなるぐらい恥ずかしい過去ではあるけど当時はインターネットってこんなに面白い世界が広がっているんだ!と純粋に目を輝かせていろんなサイトを閲覧していたものです。
(この頃から誹謗中傷問題もあったことはあったけど、当時は今ほどSNSが世界的に広がってはいなかったのであくまでネット上のトラブル=2chなど限られた掲示板内での話だったので今と比べるとまだ平和な時代でもありましたね…)
そんな自分の黒歴史青春時代に浸れたこと、そして原作アニメに初めて触れたときの感動が自分の中で一気によみがえってきて、ぬいぐるみを製作するほどのモチベーションとまでなりました。
感想を作者様に伝えたいと思った
![](https://assets.st-note.com/img/1730128470-IsiJ8YOP74L0XbBE53oRtcSn.jpg)
私は文章として自分の感じたことをアウトプットしたい人なので、きちんと感想を作者様に送りたいな、と思うようになりました。
ただ、色々と懸念材料がありました。
ピクシブへのコメント投稿欄は作者様だけでなくその作品の読者全員の目に入ることになるので自分のコメントを他の方に読まれるのが恥ずかしい
小心者ですみません……(汗)
しかしながら、特にその界隈でも人気のある方で固定ファンの方もたくさんついておられる、といったような状況では完全に部外者の立場として感想を書き込みにくい、というのは昔からの自分の性分なんです…。
文章が長すぎてピクシブのコメント投稿欄には書き込めない
この問題が自分にとって一番大きかったですね。
確かpixivのコメントもTwitterと同じで140字という字数制限があったように思います。
noteを読んでいただいてもわかるように私は本当に文章をまとめるのが苦手で書き始めたらどんどん止まらなくなるタイプの人なので、140字で簡潔にまとめるのが大変苦手なんですよ…。
(ただ、ピクシブのコメントってスタンプ機能というものがついているので、逆に文章を書くのが苦手だけど作者さんに何らかのリアクションはしたい、という方には良いなと思います)
というわけで、ピクシブに感想を書き込めないとなると作者様のSNSにメッセージを送るしかないのですが、これもまた非常に悩みました。
雑多垢で話しかけて良いのだろうか
特に二次創作の界隈って、公式の目に留まってしまったり迷惑をかけてしまわないように、そのジャンルを好きな人同士でひっそりと活動しているものだと思われます。
(鬼滅の二次創作界隈なんか作品名やキャラ名を一切出さず絵文字で呼ぶなどして極力公式の目に触れないようにと本当にすごい気を遣われてるなぁと思います…)
そんな界隈で、完全に外部の人間である自分が気軽に絡んでいってしまってよいのだろうか。
非常に悩みました。
字数制限のあるTwitterでどこまで感想を述べたら良いのか
ピクシブと同じようにTwitterも字数制限があります。
一応、文章が長くなってきたらツリーで続きを投稿できることもできるのですが、それでもいきなり山ほどツリーで感想を送り付けてこられたら恐らく、というか99.9%引かれてしまうでしょう汗
DMならば字数制限はありませんが、それでも初対面でいきなりDMというのもかなりハードルが高い行為なのでやめたほうが良いでしょう。
そもそもフォロー外から突然話しかけられて嫌がるタイプの人ではないだろうか
自分は基本的に(けんか腰の内容とか、どうリアクションしていいのか困るようなことでなければ)誰からリプライや引用RTが来ても嫌に思うことはないのですが、世の中にはいろんな人がいます。
とあるフィギュアスケートファンの方のツイートが目に入って、うんうんと頷ける内容だったけどふとプロフィールを見たら〇〇さんのファンとわからない方はブロックしますと書いてあって、いいねを押そうかと思っていたけれどそっと離れた…ということもありました。(自分にとっては好きなスケーターの一人ではあるけど、「(熱狂的)ファン」というほどではなかったので…)
まぁ、スケートファン界隈と二次創作界隈は全く違う環境ですし、そもそも二次創作界隈だって取り扱っているジャンルごとに界隈内の雰囲気って全然違うものなので同列に述べるのはどうかと思うのですが…あくまで過去にSNSでこんなことがあったよ、程度の内容です。
他にも、とある創作活動をされている方で、ROM専のとあるフォロワーさんがどうでもいい自分の日常の呟き(多分、今日は何食べたとかどこに行ってきたとかそういう本当に取り留めもない内容かと)に毎回いいねをしてきて正直うっとおしい、と呟いている方もおられました。
私も割とSNSで繋がったゲーム制作者さんの日常の呟きには反応してしまう(いいねもするし時々リプライもする)人なのですが、人によっては気にする人は気にするんだな〜…と思ったものです(涙)
そんなこんなで、作者様に感想を送らせていただくまでしばらくの間悩みました。(多分三週間ぐらいかな…ぬいぐるみを作っている間も少し悩んでいたのでその期間も含めると一ヶ月以上になるかも汗)
勇気を出して感想を送ってみた
![](https://assets.st-note.com/img/1730128572-vabpSBP7OzuK0Gjhw9gfRMdt.jpg)
相互フォロワーさんと作者さんに感想を送るのって勇気がいるよね、といったやり取りをしつつ。
それでも行動しないことには始まらない、と思ったため勇気を出して感想を送らせていただきました。
気をつけたのは、
リプライではなく引用RTにした
長くなってツリーで繋げるにしてもツリー3個以内で収めるようにした
の2点です。
個人的な印象ですが、初対面の相手にリプライを送るとなると相手からの返信(もしくはいいねなど何らかのリアクション)をやや押し付けてしまうような感じがあるのですが、引用だと相手に自分の言葉を届けたいけどあくまでこれは私の独り言ですというイメージがあって、リプライほどは相手の方に返信しなくてはいけないと気遣わせるようなことはないように思います。(あくまで自分の個人的な主観ですが)
そしてツリーに関しては文章が長すぎると確実に引かれてしまうので、なんとか二〜三個までにまとめようと一生懸命文章を考え削りました。
その結果…
![](https://assets.st-note.com/img/1730128609-RxariOqhbsHS2mo6KUM93c5N.jpg)
なんと作者様から返信が来ました。
引用なので返信を強制はしたくないな、でも自分の言葉が届いていたらいいなぁ程度に思っていたので、まさか感想に対するお返事が来るとは思っていなくて本当に嬉しかったです…。涙
更にそれだけでなく、私が◯◯くん側の視点も気になりました、と言ったらDMでプロットを送ってくださったり、またそこから派生してお互いの原作への思い出のお話になったり。
また、これは言っても大丈夫かどうか本当に悩んだのですが、作者様の作品がきっかけで原作アニメに初めて触れたときの感動を思い出して、その作品のキャラクターの推しぬいを作ったということもおもいきって打ち明けたところ、(この時点でドン引きされたら早々に立ち去ろうと思っていたのですが)幸いにも温かく受け止めていただけたようで、本当に嬉しかったです…。
ただ、自作ぬいの辺りから自分の承認欲求とオタク心についつい火がついてしまってどんどんやり取りが長くなってしまい、作者様を困らせてしまったかもな…と今は申し訳なく思っています汗
ネトスト怖い、と思わせてしまったら大変申し訳ないので今はもう一段落ついたかな?というところで打ち止めております。
この辺りの線引きって本当に難しいですよね…。涙
![](https://assets.st-note.com/img/1730128720-Z6wMWKFaDHfviRV0Y3BslnGy.png?width=1200)
きっと同じように作者さんと読者さんのやり取りで悩まれた方や、何らかの行き違いに発展してしまったという方も多いのではないでしょうか。
個人的な意見になりますが、
私◯◯◯◯なシチュエーションも好きなんです、
とか
◯◯×△△のカップリングも好きなんです、とか
相手が聞いてもいないような話をし出すのは引かれる上に(私にそのシチュエーションやカップリングを書いてほしいって言ってるのか…??)と困らせてしまう可能性もあるので控えた方が吉です。
あくまでその作品への感想がメインで、話をもう少し広げるにしても自分のその原作やキャラへの思い入れを語る程度に留めておきましょう。
また、作者さんに次回作も楽しみですと言うのも過剰なプレッシャーを与えてしまうので控えましょう。
二次創作は商業活動ではなくあくまで趣味です。
ご本人の生活やメンタル的に余裕がある上で、そして何より誰かに強制されたりすることなく楽しく創作活動されることが一番大事なことです。
そこは読者としてしっかり認識しておくべき部分でしょう。
まとめ
![](https://assets.st-note.com/img/1730128856-8wvnegkPFi17YcosXzp5tyfE.jpg)
色々と悩みや葛藤はありましたが、ちゃんと感想を送れて良かった、というのが気持ちとしてあります。
ただ、一方で後半にも書いたようにやり取りの中で自分の気持ちが昂ってしまいドン引きさせてしまったかも…とそこは大変申し訳なく思いましたし、反省しないといけない点だなと思いました…。
私の好きな(好き、というか人生のバイブルと言っていいぐらい思い入れのある)『冠を持つ神の手』というフリーゲームのとあるキャラのセリフで、友情とは得るのは難しく、続けるのはより一層難しく、失うのはとても容易いものといったセリフがあるのですが、友人とまでいかずともあらゆる人間関係って本当にその通りだなと思います。
特に、相手の表情や態度が見えないSNS上では相手との距離感が分からず悩んだり、距離感を間違えていきなりゼロ距離で突撃してしまってせっかく仲良くなれそうだと思った相手に怖がられてしまったり、といった経験のある人も多いのではないでしょうか。
他人と適切な距離を保って接するというのは本当に難しいことだと思います…。
ただ、一方でよく知る間柄の友達同士でお互い向き合って喋っているときでも今この瞬間、相手が自分に対してどう思っているかなんて超能力者でもない限り分からないことなんですよね。
お互い顔を出して話しているときでも相手の考えは分からないのだから、ましてや匿名で相手の顔も分からないネット上で自分が相手からどう思われているかなんて分かるわけがありません。
勿論、適切な距離感を意識して接するというのは大事なことですが、何もアクションを起こしていないうちから相手から嫌われたらどうしよう怒らせてしまったらどうしようとあれこれ悩みすぎても仕方ないよな〜…と思います。(当初の自分がそうでした…。)
実際、自分も(作者様がどう受け止められたのかは作者様ご自身にしか分からないことですし自己満足といえば自己満足なのですが)今回おもいきって感想を送ってみたこと自体は後悔はしていませんし、勇気出して良かったなと思っています。
「適切な距離を保つことは勿論大事だけど、あれこれマイナスな方向に考えすぎて勝手に不安を募らせるのも良くない」
このバランスは非常に難しいところですが、結局のところは自分だったらこの辺までならグイグイ来られても大丈夫かな?これ以上はちょっとしんどいかな?と相手の立場になって考えることが大事なのかなと思いますね。
以上、本当に取り留めもない内容なのですが(汗)、こんなことがあって嬉しかったよ、というご報告でした。
〜おまけ〜
私と同じように、熱量の多い感想を作者様に送っても大丈夫だろうかと悩まれている方にコラムニストのカレー沢薫さんがアドバイスを送られています。
特に引用RPに関しての考え方は私も同じように考えていたので、色々と共感することが多い内容でしたね。
もしよろしければ、興味のある方は是非一読してみて下さい。
〜12/17追記〜
一旦交流を止めていた、と書きましたが、結局またしばらくしてから今度はアンソロ本を購入したのでその感想を送らせていただき、またなんだかんだで交流を再開させていただいております。
あんまり短時間で長文のレスポンスを送ると負担になってしまうだろう、という点にだけ気をつけて、同じ作品のファンということで節度を持った交流を続けていけたら理想だな…と思っております。