糖尿病の治療で一番大切なこと
ぼくが考える一番大切なことは、それぞれの人の生活を大事にしてもらい、その中で”マズイ”生活習慣を変えてもらうことです。
昔ながらの偉そうにするお医者さんのイメージですと、「自分の言うようにしていればいいから」「この薬にするから」のように上から目線で命じられるままに薬をのんでいるだけという治療を想像する人もいるかもしれません(実際そういう患者さんも多いのかもしれません)。
しかし、それだけで糖尿病の治療がうまくいくことは稀です。患者さん自身がやる気になって、自分が自分の一番の主治医であることを強く自覚してもらえるとはじめの一歩に立てます。人任せではこの病気の治療はうまくいきません。
では何が”マズイ”生活習慣なのかですが、
・砂糖がはいっている甘い食品を食べること
・果物を多くとりすぎてしまうこと
・野菜ジュース(砂糖いり)を飲むこと
・ヨーグルト(砂糖入り)をたべること
あたりはわかりやすいマズイ生活習慣かと思います。糖尿病は血糖値があがることで全身にサビがたまっていく病気ですが、砂糖や果物に含まれる果糖は簡単に血糖値をあげてしまいます。上記のようなものをとりすぎている人は今日からやめましょう。
「おれは甘いものが無いと生きていけないんだ!」という人もいると思います。その場合、砂糖はさけてキシリトールやラカント、ステビアなど血糖値を上げない甘味料をとればよいのです。コンビニではあまり売っていないかもしれませんが、もともとコンビニは単価が高いものが多いですし、健康という面からみるとコンビニで売っているものを習慣的に食べるということはおススメできません。
なんとなくヨーグルトや果物は健康にいいイメージを日本人は刷り込まれていると思います(ぼくも糖尿病が専門でなければ気が付きませんでした)。世の中には営利企業が利益を上げるために様々な工夫をして、コストが安く売りやすい甘いものを買わせようとしています。こうした策略にはまらないように現代の日本に生きるぼくたちは気を付けて生きていかなくてはならないのです。自分が自分の主治医なのですから、自分の体に入れても良いものかどうかよく考えて食べるものを選びましょう。
まとめ
それぞれの人の生活を大事にしてその中で”マズイ”生活習慣を変える
自分が自分の一番の主治医であることをいつも意識する
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