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続・口だけではない生徒を育てたい【教師の志009】


この記事はこんな困りごとを解決します!

  • 生徒が事あるごとに文句を言う。

  • 生徒の口ぐせが「どうせ」。

  • いつも生徒が「学校つまらん」と言う。

 今回はこの「教師の志」シリーズの初回で掲載した「口だけではない生徒を育てたい」の続編です。前回の内容をまだご覧になっていない方は是非、こちらを読んでから続きを読んで頂きたいです。

前回のまとめ

 不平や不満や文句って誰もが何かしら持ってはいると思います。しかし、不平不満文句を言いながら何もしないのは悪いことだと僕は思います。「どうせ〇〇したって」とか「どうせ変わらない」って言われたら僕は生徒にいつもこう言います「じゃあ、どうすれば変えられると思う?不満を言うだけなら誰でもできるけど、そこで、自分達で変えて行く行動ができる人がかっこいいんじゃない?」
 つまり、「納得できない事は自分で変えていこう!」=「文句を言うなら行動しよう!」を推進しています。

行動を起こしてクラスを変えた!

 ある生徒がクラスに変化を起こしました。その生徒は普段はあまりしゃべらない大人しめの生徒です。ですが、ある時思い立ちました。「席替えをしたい!」ですが、中々言えません。1人では無理でも仲間がいれば言える!と思い、席替えの輪を広げていきました。少しずつ仲間を増やし、発言力のある人も味方に加えつつ、仲間と反対派を説得していきました。
 僕のクラスはみんなで話し合えばいつでも、席替えが可能です。そして、無事に席替えが決まりました!努力の結果です。普段、発言をしない生徒がクラスを変えてくれました。そして、その後その生徒と一緒に提案した友人はこう話していました。
「なんとか、出来たけど文句言う人はいるよね。」
「それはね〜。でも、そう言う人に限って文句言うだけ言って何もしないんよ。」
「そうそう!文句言うだけは簡単だけど何もしないのカッコ悪いよね。」

ワンポイントアドバイス

 前回の投稿を読んで頂けた方ならここまで読めば分かって頂けたと思います。僕はこういう生徒を育てたい!それが、できたと感じた瞬間でした。
 子どもたちはこれまでの学校生活の積み重ねとして「学校は変わらない」「変えられるものじゃない」と刷り込まれてしまっています。ですが、学校の主人公は子どもたちです。子どもたちが自分達で学校を変え成長した瞬間でした。

今回のワンポイントアドバイス
「自分で考え、動いて成長しよう!」

 今日は、生徒たちがカッコいい大人に近付いた一例を紹介しました。そして、僕にとっても幸せな瞬間でした。

 今回もスキルシェアにお付き合いいただき、ありがとうございました。ささやかですが、誰かの役に立てれば幸いです。
 「こんなことで困っている」ってことやこの記事の感想があればコメントでお知らせ下さい。今後の参考にさせていただきます。