見出し画像

受けっぱなしにNO!な振り返り術【教師の時短✕効率化術007】


この記事はこんな困りごとを解決します!

  • テストを見直してくれない

  • テストが終わったらファイルに突っ込まれている

  • テスト返しで生徒が何を間違えたか気にしない

今回のスキルシェアは
「定期考査で生徒が育つ!定期考査を有効活用するひと工夫!Part2」
をご紹介します!

 今回のスキルシェアはPart2と言うことで、前回の記事をご覧になっていない方はそちらも見ていただけるとありがたいです。

 前回は、テスト実施前にできる工夫を紹介しましたが、今回は、テスト実施後の工夫をご紹介します。

テストで生徒が気にしていること。

 テストで生徒が気にしていることは間違いなく「点数」です。そして、「平均点」です。他の生徒と比べて自分がどうなのか?比べてしまうのは仕方のないことですが、そんな狭い基準で自分の出来を評価するのはもったいないなと常々思います。
 今回の工夫は「点数」に関する工夫です。

解答速報!

 そろそろ今年も共通テストの時期が迫ってまいりました。この時期になると毎年気になるのはやはり、解答速報ですよね。様々な予備校のホームページをこれでもか!と言うほど毎年見てしまいます(笑)
 僕は、常々思うこととして、入試には解答速報があるのに、定期考査では何故無いのだろう?と思っています。定期考査にも解答速報があっても良いじゃん!と言うことで、僕はテスト終了後に掲示板に解答速報を張り出します。
 これにより生徒はテスト中、自信がなくて気になっていた問題をすぐに振り返ることができます。

ワンポイントアドバイス

 受けっぱなしのテストにNO!を突きつけるためにも、受けっぱなしになりにくい環境を作ることが大切です。今回であれば、すぐに振り返りやすい環境(=模範解答の即掲示)です。勉強をすると言うことは頭の中の「?」を「!」に変えると言うことです。テストの直後に模範解答を貼るだけで効率的に振り返りをさせる(=したくなる)環境を作りましょう!

今回のワンポイントアドバイス
「振り返りはさせるのではなく、したくなる仕掛けを作ろう!」

 観点別評価で振り返りをさせている先生も多いと思います。何のために振り返りをさせていますか?自ら振り返りをしたくなる仕掛けを作ることが自走できる生徒を育てる時短術でもあります。能動的に生徒が動いてくれることが大切なことです。
 ただし、一点だけ注意事項があります。もし、自分の科目の後にまだテストがある時は模範解答の掲示場所やタイミングには気を付けましょう。子どもたちが落ち着いてテストを受けられる環境作りが1番大切です。

 今回もスキルシェアにお付き合いいただき、ありがとうございました。ささやかですが、誰かの役に立てれば幸いです。
 「こんなことを時短化(効率化)出来たらいいな!」ってことやこの記事の感想があればコメントでお知らせ下さい。今後の参考にさせていただきます。