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休んだって良いんだよ【教師の志015】
この記事ではこんなことを考えてみます!
学校って毎日行かなきゃいけないものですか?
今回は、学校に行きたくない子どもの気持ちについて考えていきます。実は高校ではかなりの人数が進路変更と言う名目で転学や退学をします。進路変更と言うと前向きに聞こえるかもしれませんが、どうなんだろうと思うことも多いです。
ただ、勘違いしないで頂きたいのは全日制の高校に通うことが全ての子どもにとって正解とは限らないということです。
誰しもにとって全日制の高校がいいのか?
間違いなく答えは「NO」です。通信制や定時制が合っている子どももたくさんいます。ですが、今回考えたいことは全日制に通っている子どもが学校に通うことがしんどくなった時にどうすれば良いのか?と言うことです。
子どもによって合う学校があることは事実です。ですが、全日制に通い始めた生徒が学校に行きたくなくなってくる理由は様々です。学校に行きたくなくなったからと言ってすぐに転退学を考えるのは早すぎると僕は思います。
学校に行きたくない理由
僕たち教員は、その生徒が何故学校に行きたくないのかをちゃんと知る必要があると思います。僕はたいていの場合「無理に来なくていいよ。休みたかったら1日ぐらい休んだってええよ。」と言っています。
子ども達の中には、「学校には毎日行かなければならない」と言う思い込みがあります。この思い込みから解放してあげるだけでかなり気持ちは軽くなるようです。
学校に行きたくない理由には、「体が動かない」や「面白くない」、「人間関係で疲れた」等がありますが、無理に学校に来ずに好きなことをする。心も体も休めることで落ち着いてくることもあります。大人の世界でも休職することってありますよね?子ども達だって休んで良いんです。無理に学校に来る必要はありません。
逃げさせて良いのか?
一部の先生方は、それを現実逃避だと思われるかも知れません。「問題から目を背けているだけじゃないか!」と思うかも知れません。以前も別の記事で書きましたが、それは大人の「ものさし」です。それを押し付けられると子どもは余計にしんどくなります。
ただし、1つだけ僕たちが意識しなければならないことがあります。それは、その生徒とのつながりを切ってしまわないことです。休んでいたとしても定期的に生徒とのつながりを持つことが大切です。
たとえ、1日だけだとしても、そういう理由で休んでいた生徒には声かけを行いましょう。
今回もスキルシェアにお付き合いいただき、ありがとうございました。ささやかですが、誰かの役に立てれば幸いです。
「こんなことを考えてみたい!」ってことやこの記事の感想があればコメントでお知らせ下さい。今後の参考にさせていただきます。