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エージェントを活用したエンジニア採用・転職の成功ポイント

◎自己紹介

はじめまして、川淵と申します。私は10年以上にわたり、ITエンジニアの採用に携わってきました。フリーランスとして企業の採用担当(RPO)と人材紹介エージェント(RA、CA両面)を並行して行ってきました。このnoteでは、私の経験を基に、企業様、エージェント、そして転職者の三者にとって、どのような採用プロセスが成功を生むのかをお伝えできればと考えております。

◎企業とエージェントについて

エージェントを活用することは、ITエンジニア採用において一定の有用性がありますが、企業の業種やポジション、候補者様の意向によっては、良い結果に繋がらない場合もあります。

エージェントの有用な点

•人材リサーチを代行してくれる。
•選考フォローや候補者の管理をしてくれる。
•良い担当者であれば、質の高い情報と人材を提供してくれる。

注意する点

•コストが高い。
•エージェントは売り上げを追うのが仕事なため、決まりやすい企業を優先することがある。
•担当者次第では、見当違いな人材推薦で、逆に企業側のリソースが消費されることもある。

特にスタートアップやSaaS系企業は、エージェントの使い方に工夫が必要です。ペルソナを理解できない担当者もいるでしょう。エージェントを上手く活用できていない場合は、担当者の変更も一つの方法です。

◎求職者様とエージェントについて

求職者様にとっても、エージェントの利用は転職活動において一定の有用性があります。

エージェントの有用な点

•転職市場についての情報を提供してくれる。
•良い担当者であれば、自分に合った企業を紹介してくれる。
•年収交渉や入社時期の調整など、面倒なことを代わりに対応してくれる。

注意する点

•エージェントはIT領域の専門家でないことが多く、浅い情報しか提供されないこともある。
•内定が出やすい企業を優先して紹介される場合がある。

ハイレイヤー層(CTOやPdM、SREなど)の方々は、エージェント利用よりも他の転職チャネルが有用になる場合もあります。転職チャネルについては、また別途紹介させていただきます。

◎まとめ: 採用、転職成功のために

採用や転職活動において、エージェントの活用は非常に有用ですが「担当者次第」で結果が大きく変わります。その価値を最大限に引き出すためには、企業側も求職者側も能動的にエージェントを活用することが求められます。複数の選択肢を持ち、互いにコミュニケーションを密に取ることが、成功への一歩です。

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