農業を始めるにあたってぶち当たった4つの壁
本気で農業を始めようと思って、いくつかの壁にぶち当たった。
農業を始める人の最初のステップのつまづきポイントになると思う。
大きく分けると4つの壁にぶち当たった
1場所
2資金
3育成
4販売
まずは、この4つの、緊急性と重要性について分類していきたい
そもそも、この4つは開始する際の柱であり、間違いなく重要な項目であることは間違いない、分類とか豪語したわりにこの4項目の重要性はあまり優劣の付けようがないのである。そのため、重要性についてよりも、緊急性についての話が中心となる。
緊急性というとなんとなくすぐにやらなければいけないように思えるが、そういうわけではなく、農業を始める人の状況にもかなり左右される。
自分の場合
1場所
→非農家であるため現時点では所有していない
2資金
→2年分ほどの生活費はあるが、新しくハウスを建てるほどの資金はない
3育成
→これはイチゴの育成についてで、ほぼ全く知識がない状態
4販売
→これについても、ほぼない状態
上記をあげた時に、俺って全く何もない状態じゃないかと実感したのだけど、この条件下で緊急度をベースにした優先順位をつけるとしたらこんな感じ
(販売→)育成→場所→資金→販売
ただし、これはきっちりこの順番ではなく、上記の流れは厳密にいうとかなりグラデーションになっていて、全体を把握した上で手をつける順番としてはこんな流れだということ。そのため(販売→)という微妙な表記になってしまったが、後ほど解説する。
というのも、全ての工程が1年以上の単位で考えなければならないからである。
育成について
例えば、育成について、自分が現状予定している流れは以下の通り。
2020年4月から1年間の農業研修を受け、2021年4月以降から独立して自分の農園を持った上でいちごの生育を開始する。いちごは春を過ぎてから苗を育ててその年の冬から実が成るので、独立後に本格的に実績がで始めるのは2021年の12月ごろからである。なので、2020年4月からスタートしたとすると約1年半は何もできない状況となる。
場所について
続いて、場所については自分の地元で今から探していく必要がある。すでに数カ所の目処をつけているのだが、これから営農開始のタイミングやきちんと許可をいただけるのかについて具体的に話を進めていかなければならない。場合によってはこの話がうまく進まないことも十分あり得るので、自分が独立する4月までに農地を取得することを目標に1年かけてでも探し続けることが必要。
資金について
そして、資金については農業を開始する際の国からの助成金や融資事業を活用していと考えている。田舎で1年間暮らせるかなというくらいのギリギリの額の助成金や、農業を始めるにあたってどうしても必要になってくる初期投資の資金についてはここを頼りにしていく方針である。
ただし、そう簡単に助成や融資が降りるはずはなく、きちんと育成ができる状況にあるか?(研修や現場での実績があるか?要は農家と認められるのか?)や上記の場所がきちんとあるのか?むこう5年の営農計画がきちんと設計できているか?などの多くの条件があり、それをクリアできた時に話が進み始める。そのため、育成→場所の後にこの資金についての話が本格的に進み始める。
販売について
最後に、販売についてはいよいよ本格的に独立したあとに重要なポイントである。ここにも少しややこしい点があって、実は育成の段階でこの販売についての方法に制限がかかる可能性がある。それはどこで研修を受けるかというポイントだ。受ける場所によって、研修後に自分が営農するエリアの部会(つまりJA)に入会して、育成したイチゴを全量出荷することを前提とした条件があったりする。そうなると自分の販売したいやり方については制限がかかることになる。もちろんメリットもあるが、やりたい営農スタイルにマッチするのかどうかは研修を受ける段階で決める必要がある。この部分が(販売→)に当たる部分である。販売方針についてある程度決めなければ、自分の営農スタイルに大きな影響が出てしまうので、たくさん時間をかけて検討する必要があると考えている。
販売方法については情報収集、発信などをコツコツ続けるしかない。
書いて気づいたこと
そのため、結局のところ優先順位をつけるのは少し強引であることがこの文章を書いていてわかってきた。
今後も自分の頭の整理のために状況をここに記していきたいと思う。
今回あげたそれぞれの壁についての詳細な情報についても別途記事を作成予定です。