ボードゲームという趣味の立ち位置について
今朝妻と話していたらこんなことを言われた。
ボードゲームって本来オタクのシュミだよね。
と。
断っておくが、妻は決してオタクやボドゲを卑下してこんなことをいっているのではない。なにせ彼女も自他ともに認めるオタク(ボードゲームではないけど)のひとりなのだから。
ボードゲームの世界に足を踏み入れて、今では出口もわからないくらい深いところに迷い込んでいる俺は、妻の言葉でハッとしたのだ。
令和5年の日本においてボードゲームという趣味は、周りからはオタクだと思われるのか、と。
いや俺ももう38歳のオッサン、周りの評価なんて気にして生きてはいないが、ひとつの事実としてボードゲームを愛する俺を周りの人は「オタクなんだなぁ」と思っているんだな。そうかそうか。
井の中の蛙、ならぬボドゲ沼の中の歯科医。周りは宝の山で外の世界は見えません。
沼に沈む前の遠い記憶をたどると、確かにボードゲームをよく知らない頃は何となく内向的で暗いイメージはあった。
でもボドゲ界で情報を得ていると、最近はオタクな趣味から万人向けの趣味へと昇華しようとみんながしている。すごろくやの店舗やjellyjellycafeなんかは、逆にオタクには少し入りずらいくらいキレイでカジュアルでオシャレだ。
さらにボードゲームを教育で活かす取り組みも行われているし、昔はTRPGくらいしかなかったサークル活動も今は色々あるらしいじゃないか!
ボドゲカフェもどんどん増えている。本場のドイツをはじめ世界中でボードゲーム市場はどんどんと拡大を続けている!
日々そんな情報に触れているとボードゲームはだいぶメジャーな趣味になったような気がしてくるが、そんな情報すら沼の中の人しか知らない情報なのかもしれない。
息子はボドゲが今のところ大好きだ。彼が大きくなる頃にはもっと当たり前の趣味になる時代が来たりするのかな。ボードゲーム部に入ったりするのかな。楽しみだ。
。。だけれど妻はさらに言った。
テンデイズゲームズの店や店員さんの雰囲気、あれが正しいオタクの姿だよね。と。
禿同である。それは間違いない。
ボドゲがメジャーだとかなんとか抜かしながら、俺はあの雑多で入りづらくて抑えきれないほどの熱がこもっている空間をとても愛している。