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田坂 広志教授著 「直観を磨く 深く考える七つの技法 」(講談社現代新書)
この一冊は、必ず求めている人のところへやってきます。何度も同じキーワー(例えば、直感、先見、予見、超量子論など)の話題になったり、広告に出会ったり、お友達に勧められたり、田坂先生の話題を記事で読んだり。。。 これは間違いなく引き寄せの本なのです。もちろん、まさに今、このnoteを読んでくださっているのですから、すでにご縁が始まっています。
田坂先生の数々の肩書と著書名をあげれば枚挙にいとまがないのですが、特に注目いただきたいのが、工学博士(原子力工学)とう科学の道を進まれながら、科学では到底説明のできないご体験をされつつ、まだなおご自身を修行の身として謙虚であり続けるという宗教者とは「思想家」なのでしょうか。
この本は、これから 困難を 乗り越え 生きる 人達へ深い智恵を伝える一冊です。
私がこの本をお勧めする理由は、何一つあやふやなメッセージが見当たらない。はっきりと明確に生きていくための糧となる智慧が入っているからです。
もちろん、誰もが田坂先生のように修行者のように日々すべて禅と瞑想とマインドフルネスのメンタリティで生きていけるかと言ったら難しいです。ただ間違いなく、その言葉は真実を語っているし、それは数千年前から語られてきた事ですし、これからも変わることのないものなのです
「初めにことばがあった」
そうなんです。言葉があって人に伝わるというのが人間の世界。
こうして 洗練された言葉を使い、人生の羅針盤となるものを用意してくれるのが先導者やリーダー、またはフランシスコ法王やダライラマ法王、日本では天皇陛下のような存在なのかもしれないです。
喜劇王チャーリー・チャップリンは言いました。
❝死と同じように避けられないものがある。
それは生きることだ❞
人間は皆役割をもって生まれて死んでいく。だから、人が生きている間を人間という。すべての人がリーダーになるために生まれてくるわけではない。意識的に無意識的に「役割」を演じている。
田坂先生の役割は「言葉」を「文字」に残し、21世紀のリーダーになる人や、次の世代を生きる人たちを新しい時代へ導き、能力の開花を願っていると感じられる一冊です。
「求めよさらば与えられん」そんな一冊です。