営業NGワード「なるほど」
なるほどの失礼な言い方
本日は、なるほどっていう言葉使いです。
なるほどっていうのは思わず出てしまう癖のある人っていうのはかなり多いと思います。
私もそういう時はなくはないです。
とはいえ、このなるほどという言葉ですけれども、これは実は失礼にあたるっていうのは知らない方も多いのでは?
目上の人には失礼だから、謙譲語としては失礼な言葉使いではあるんですね。
なるほどというのは相手の言ったことに対して評価を加えているという点で失礼であるという意味合い。
なるほどという言葉の歴史的背景
なるほどという言葉は、もともと家来が言ったことに対して、殿様がなるほどというふうに返したという、そういうエピソードもあるわけです。
だから目上の者が下に向かって、上から目線で言う言葉の代表だと思うんですね。
そういう歴史的な背景を踏まえると、なるほどという言葉を、へり下った言い方の時に言うべきじゃない。
なるほどを言う時には丁寧に伝えるべき
すなわち営業の時に、なるほど!って言っちゃったら、失礼しましたの一言ぐらいが欲しいですよね。
ましてですね、なるほどに「ですね」をつける人いますよね。
「なるほどですね。」
「なるほど」がもうすでに失礼なのに尾ヒレをつけたからといって、別に丁寧な言葉になるわけじゃないわけです。
だからもともと言うべきでない言葉ですね。
相手に対して驚いたとか、感動したとか、素晴らしいと思った、というようなことをお伝えしたいんだと思うんですね。
知らなかったよ!っていうようなニュアンスですよね。
そしたらそのことを言えばいいわけで、なるほどの一言で片付けようっていう、その省略した言い方の問題なんですよね。
ですから、あの例えばなんとかなんですよって相手に言われた時に、なるほどの代わりにまあ例えば丁寧な言い方って「左様ですか!」とかね。
言い方があるわけです。
「存じ上げませんでした」とかですね。
もうちょっと別の言い方に言い換えれば、なるほどの内容をもう少し詳細に、しかも失礼にならない形で相手に伝えられると思うんです。
まずは、なるほどという言葉自体がちょっと失礼な言い方だっていうことの認識を持っていることは必要だと思うんで。
ただ、そういう方でも思わず、「なるほど!」と言っちゃう場合って、あると思うんですね。
そうなった時のフォローですよね。
時に「あっ!すいませんでした」とか、「どうも失礼しました」とかフォローをすると、その方の外面では見えないような本心っていうか、本性というか見たような感じもして。
ちょっとチャーミングな印象に変わったりもするんですよね。
出現したらどうフォローするのかっていうところも、その人のセンスなのかな?というふうには思うんですが。
なるほどを連発している時点でこの会社はそういうことを教育してない会社なのねっていう風に思ってはいるわけですが。
なるほどを連発するのはNG
大概、こういう方の持ってきた話が良い方に行ったことがないという経験から、このなるほどという言葉をね。
こっちから言えば無神経という風に捉えるんですが、無神経に使っている人を見ると、「はい、さよなら!」っていうそんな感じになっちゃいます。
そんなわけで本日はNGワードなるほどでございました。
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00:10 なるほどの失礼な言い方
01:05 なるほどという言葉の歴史的背景
01:57 なるほどを言う時には丁寧に伝えるべき
05:13 なるほどを連発するのはNG