神経を2つに分類すると?
神経について
皆さんは神経って種類分けできます?
解剖学的に実は分けることができるんですが、皆さんパッと出ますでしょうか?
医療系の方は出ますよね、当然のことながら。
運動系の方は出る方と出ない方がいるかないか?
例えば運動神経、感覚神経、これって結構学校の理科で習うんですね。
この2つに分かれると思う人がすごく多いんだと思うんですけども、それはもうちょっと大きい枠で捉えなきゃいけないんで。
これは大きいカテゴリーのうちの1つがそれで、それの枝分かれしたのは運動神経と感覚神経なんですよ、実は。
これなかなか出てこないんですけど、これ2つまとめて何ていうかっていうのは意外と答えられない人が多いんですが。
自律神経について話す
体性神経のその1つは運動神経。
中枢神経から各細かいパーツのところに行く神経ですよね。
逆に感覚神経っていうのはこれは各体の末端の方から中枢神経の方に入ってくる命令。
遠心性の運動神経と求心性の感覚神経。
これで2つまとめて体性神経というふうに呼んでいるんです。
これとは違う系統の神経があるんですよ。その神経って、体が自動的にやってる動きをその統括している別の系統の神経なんですね。
これが自律神経ってやつなんですね。
自律神経っていうのは自ら律すると書いて、我々の意思と関係なく自動的に動いているやつですね。
これも2種類あるんですよ。
2種類あるのががうまくいかないやつを自律神経失調症っていうふうに言ってるわけなんですけど。
1つは交感神経で、もう1つは副交感神経です。
交感神経が行動神経なんですね。動く時に自動的に働いている神経がこれ。
副交感神経って何かというと、休息型の、つまり人間や他の動物でもそうですけど、休んでいる時に働いている奴が副交感神経。
両者が勝手にコントロールして、うまく体の調節を行っているからこそ、うまくバランスが取れて、なんとか我々は生きてるんですよ。
何かが暴走すると破綻しちゃうわけですね。
自律神経失調症について
それが自律神経失調症というものの正体なんですね。
だから自律神経失調症と言われた時に、この解剖学的な神経の意味が分かってないと、
自律神経失調症って何?
なんか調子悪いんだろうけど、何がどう調子悪いの?
と、漠然とした名前だけの認識になるのですね。
要は交換神経が働くべき時に働かないとか、副交換神経が働くべき時に働かないとか、そういうことを失調って言ってるわけ。
自律神経失調の症状とその難しさ
つまり、適した場面で適した働きができてないのを失調というふうに大雑把に言えば言ってるわけです。
ですから今、よしやるぞ!っていう時になんかやる気が出ないってなると、交感神経が働かなきゃいけない時に働かない。
副交感神経側に行っちゃって、なんかこう、やれないみたいな、力が抜けちゃうとか。
逆に休息しなきゃ!寝なきゃ!って時に高ぶって、全然なんか目が冴えて寝れませんっていうのは、副交換神経側の方に体が向いていかないという失調。
両方とも失調なわけです。
こういうことがうまくいくかいかないかっていうのは、実はこの自律神経って我々の意識でコントロールできるかっていうと一応できないっていう、そういう解剖学的、生理学的な原則があるので。
そういう雰囲気に持っていかないとうまく働いてくれないっていうのがあって、これがこういう自律神経失調の症状の難しさではあるわけです。
交感神経と副交換神経の働き
人間が行動するため、言ってみれば食い物を取ってくる。狩り場に出た時に狩りをやって、自分の体を厭わずに獲物を追っかける時の行動的なことをやってる時ですね。
逆に副交換神経っていうのは、その取ってきた獲物を食って腹いっぱいになって、寝て、内臓から栄養吸収消化とかね、ああいうことをやっている時に働くような、そういう神経が副交換神経なわけです。
前にもガンとかリウマチの話しましたけど、交感神経優位になると、ガンになりやすい体質になるとか、副交感神経が優位になると、リウマチみたいな自己免疫の失敗になりやすいですぞっていうのは、これも自立神経失調の結果というか。
自らが招いているものではあるんだけど、なかなか自分でコントロールできないもので、そういうことが起こっているっていうことなんです。
神経の分類:体性神経と自律神経
神経は、体性神経と自律神経というこの二つに分けられる。
それぞれがまた二つに分かれてて、遠心性の運動神経と、求心性の感覚神経に体性神経は分かれる。
自律神経というのは、行動する時に狩りに出た時に行動するための交感神経というのと、休んでいる時に主に働く副交感神経っていうのがありますぞと、これで四つに分割できましたね。
人間の神経っていうのはそんな感じになってるんだっていうことをだいたい頭に入れると、ちょっとした病気とかになった時に今どんな感じなんだろうっていうのが、自己分析できるようになるわけですね。
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00:10 人体の構成と神経について
00:34 神経の分類
04:28 自律神経
07:31 自律神経失調の症状と原因
09:01 交換神経と副交換神経の働きと役割
10:26 神経の分類と自己分析による病気の理解
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