棚の奥から「獺祭」を出して花見酒をした日~よしとさん~
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きょうの依頼者は、日本酒ライターを目指しているよしとさんです。
はじめに、1問だけクイズにお付き合いください。
Q 日本の三大酒処はあるエリアに集中していますが、それはどこ?
①東北エリア
②北陸・甲信越エリア
③関西・中国エリア
日本酒に詳しい方は、具体的な地名をお答えくださいね。
では、解答を見ていきますよ~。こちらをご覧ください。
正解は③の関西・中国エリア。
具体的には「京都・伏見」「兵庫・灘」そして「広島・西条」が三大酒処と呼ばれています。
記事では西条の豆知識について触れていて興味深かったです。
日本酒造りの大切な要素として水質があります。
元々、この西条は日本酒造りには向かない軟水が湧き出る地域なのですが明治に入りこの軟水で醸造する手法を当地の杜氏である三浦さんが作り出したのです。
軟水醸造法と呼ばれるこの手法は、そこから一気に全国に広まっていきました。
(注)三浦さん=三浦仙三郎さん(1847~1908年)「吟醸酒の父」
軟水と硬水とでは飲み口が違うなんて聞いたら、実際に比べたくなりますよね😋
実はよしとさん、日本酒ライターになる!と宣言したのはつい先月のこと。
もともと、銀行員だった経歴を生かして「お金」「営業」についての記事を書いてきたんですが、新たな武器を増やしたいと。
しかし、どうして日本酒……?
きっかけは、39歳にして行なった「棚卸」だったといいます。
「棚卸」とは、物流用語で在庫商品の価格を評価するため、数量や品質を整理すること。但し今回は「自分の」棚卸。自分に何ができるか、何をしたいかを整理してキャリアアップにつなげることを指します。
ここでよしとさんが注目したのは、社会人になってから趣味にした日本酒のこと。
日本酒というこの国の素晴らしい文化を伝えていきたい。
出来れば自分の言葉で伝えていきたい。
これがこの日本酒というジャンルを選んだ最大の理由です。
お米の生産者さん、酒蔵さん、酒販店さん、飲食店さん、たくさんのプレーヤーの方とつながることができるのもとても楽しみです。
自問自答を繰り返し、棚の奥に眠っていた「掘り出し物」を見つけたわけです。
棚卸の影響は、よしとさんのnoteを見ていてもわかります。
それが、プロフィール。
以前は「家計簿チェックもできるライター」と名乗っていたのに、現在は「あなたのストーリーを文字にするライター」に変更しています。
その理由を、よしとさんはこう説明しています。
🌟銀行員時代に3000人近くの方とお会いした
🌟コミュニケーションは得意分野
🌟銀行員としての財産は知識だけではない
🌟人とつながることに費やした時間こそ財産
その連想、お見事!
実は先日、僕もキャリアコンサルタントの方とお話しする機会があったんですけど、棚卸ってなかなか難しいんです。
自分のことなのに意外とわかっていないことだらけ。自分の仕事をしっかり言語化できなかったり、自分では当たり前に思っていることが実は武器だったり。
だからこそ、よしとさんのこの棚卸は「お見事」です。
現在、noteではラベルの読み方、温度による名称の違いなど、日本酒の雑学について書いているよしとさん。
しかし、今後は酒造りに関わる人々のストーリーが増えていくのではないでしょうか。
「ストーリーテリング」とはマーケティング業界で使われる言葉。商品などを売り込むとき、買い手を共感させるような「物語」を添えることで購買意欲を高める手法です(合っていますか?)。
日本酒の背景にあるストーリーの数々を、よしとさんならではの切り口で紹介する。そんな記事を読める日を楽しみにしています。
今回、猛烈に日本酒が飲みたくなりました。なので、棚の奥で眠らせていた「獺祭」を解禁。昼間にこっそりひとり花見酒をしてきました。
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