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エモすぎる歌詞が、僕の心にドォアアアンと来た。
僕の場合「ウーバー」と聞いて連想するのは「Uber Eats」ではありません。
「UVERworld」
6人組のロックバンドです。これまで『BLEACH』『銀魂(実写映画)』『ガンダムOO』などの主題歌を手掛けてきました。
その「ウーバー」が12月に発売したニューアルバムの中に、僕の心にドォアアアンと来た曲がありました。
『えくぼ』
ドォアアアンと来たのは、歌詞です。
最初のフレーズ。
"えくぼ"って前世で愛した人を忘れたくないと付ける"しるし"なんだってさ
実は僕も、息子も、娘も、えくぼ持ちなんです。
これを初めて聴いた僕は……、
左脳を、脳梁ごと右回転!
右脳を、脳梁ごと左回転!
「うおー、エモさの神砂嵐やー!」という状態になりました。
3人とも前世で忘れたくない人と出会って、現世に生まれ変わってきた。それが本当なら、とても奇跡的なことだと思ったんです。
一方、こんな素朴な疑問も。
"しるし"なんだってさっていうことは、元ネタがある?
こういうの、職業病なんですかねー。さっそく、調べてみました。
すると、出てきたのは中国の古い伝説。
人は死ぬと、冥界に行きます。そこには忘川河という川があり、奈河橋という橋が架かっています。
ここで死者は、孟婆という番人からふたつの選択肢を提示されるそうです。
孟婆湯(忘情水)というスープを飲んで、このまま橋を渡るか。
孟婆湯(忘情水)を飲まないで、川底に1000年沈んで耐えるか。
後者の方だけ明らかにしんどいだろう!と思うかもしれませんね。でも、スープを飲むと、それまでの感情も記憶も全て失われてしまうんです。
愛した人を忘れたくない。再び出会いたい。見つけたい。
そんな願いがある人は後者を選び、来世のために試練に耐え続けるわけです。
その際、孟婆に付けられたマークが、えくぼ。ほかに首の後ろの痣、胸先の痣も"しるし"だと伝えられています。
首の後ろ……、ジョースター家は代々後者を選んでいると笑
亡くなった僕の妻には、えくぼがありませんでした。今回は冥界でどちらの選択をしたんでしょう?
僕のことを忘れてほしくないけど、1000年もしんどい思いをしてほしくないし……。
複雑です。
僕は……、また後者かなあ。
『えくぼ』は、最後にこんなフレーズで締めくくられています。
待ち合わせした人が その"しるし"を見つけられるように
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