認知症の呆け(ボケ、ぼけ)とは何かを解説する。
認知症の呆け(ボケ、ぼけ)とは何かを解説する。
65歳以上の3人に1人がMCI軽度認知障害。認知症=アルツハイマーではない。
70% アルツハイマー型認知症
10〜15% レビー小体型認知症
5〜10% 血管性認知症
5% 前頭側頭葉変性症
合計 100%
・70% アルツハイマー型認知症
20年間の長い歳月を経て、アミロイドβ異常たんぱく質が脳内に蓄積して、神経細胞が死滅して脳が萎縮。結果、見当識障害、記憶障害が起こる。最終的に着衣、入浴、排泄が自力で出来なくなる。
・10〜15% レビー小体型認知症
長い歳月を経て、αシタクレイン異常たんぱく質が脳内の脳幹、大脳皮質に蓄積して、神経細胞が死滅して脳が萎縮。結果、物忘れ、うつ、手足の痺れ、幻覚、幻聴が現れる。精神病の精神疾患と間違われやすい。
・5〜10% 血管性認知症
脳梗塞、脳出血等の脳卒中によって脳の血流が途絶えて神経細胞が死滅。自分の意思とは異なる手足の運動障害が起こる。自身の感情のコントロールが出来なくなって怒りっぽい性格になる。判断能力が残った記憶障害が起こる。判断能力が残ったまだらな認知機能障害が特徴。
血管障害が起こった脳の部位によって症状は異なる。
5% 前頭側頭葉変性症
大脳の前頭葉と側頭葉が萎縮して起こる。前頭葉は意欲、判断、推理能力。側頭葉は言語、記憶を司る部位。失語症、ピック病、意味性認知症を含む。万引き、交通違反等の自己中心的行動の性格が現れる。
自制力低下、人格障害、異常行動、対人的態度の変化、滞続症状
怒りっぽい人に血管が切れてる!と言う冗談は、あながち間違ってはいない指摘だったのだ
まさか自分の親が?と他人事に思っていたことが癌(がん、ガン)と同レベルの65歳以上の1/3で長寿命化した現代病として社会現象化している
終わり(完)
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?