【映画噺】ミセス・ハリス、パリへ行く 11月18日公開
良い映画だった〜、こう言うの好きだ〜!と、
エンドロールで拍手をしたくなるくらいの作品でした!
2022年11月18日から公開の映画、「ミセス・ハリス、パリへ行く」を試写会で見てきました。
STORY
感想
家政婦を雇えるお家なので、ミセス・ハリスが出入りするのは裕福なお家ばかり。
お金持ちとはいえ、というかお金持ちだからなのでしょうか、
癖のある人が多いと言う描写がここではなされます。
ある日雇い主の一人が「買わずにはいられなかったの、500ポンドよ。」というディオールのピンクのドレスに一瞬で心を奪われたミセス・ハリス。それが人生を変えるようなパリへの旅へと誘うんだからもう冒頭からワクワクですよ。
ミセス・ハリスは「ディオールのドレス、私も買うわ!」と目標をたて、
いろんな幸運にも恵まれて軍資金もたまり、ついにパリへドレスを買いに行くことに。
プレスによると当時の500ポンドは今の250万〜400万くらいの価値に相当するのではないかとありました。
ミセス・ハリスの持ち前の明るさ、真面目さ、そして何よりも人をとりこにするチャームがこれまた最高で、「あかんあかん、映画やなかったらここ、悪い人おるで!」というところも良い人しかいない笑 わかりやすい悪役は数えるほど、かな。出てくる人みんなとってもチャーミングです。
ほのかなロマンスも、さりげなくてちょうどいい感じ。海外の作品だと「年齢関係あらへんなー」というくらいすぐに恋人同士になりますが、この作品では「ナイスアシスト!」って感じで、周りの人の幸せに気を配り、時にいい人になりすぎちゃうところもあったりして、いやー、絶妙にセンスのいい作品でした。
ミドルとかシニア世代の女性が主人公だと、いわゆる「おばちゃんっぽさ」、それも図太さが見えると急に冷めてしまうけど、ミセス・ハリスってかわいげがある。みんながちょっと敬意を示したり、大事にしてあげたくなるような品位とかチャームですね。清潔感とか、ユーモアとか、身の回りのことをきちんとするとか、歳を重ねていくヒントすらこの作品から感じられるかもしれません。
というわけで、とってもおすすめです。是非劇場でどうぞ。
全米2週連続TOP10入り!
作品情報
「ミセス・ハリス、パリへ行く」
2022年11月18日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国ロードショー
© 2022 FOCUS FEATURES LLC.
公式サイト
日本版予告編は大竹しのぶさんのナレーション!素敵!
原語ですがちょっと長めの予告編でもうちょっと映画の雰囲気をどうぞ。
2022年11月17日 ※感想以下メンバーシップ限定公開の制限を外しました。
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