
大貫妙子 - SUNSHOWER (1977)

先日アップした南佳孝の3rdアルバム同様に坂本龍一が全編に渡り編曲で携わった大貫妙子のセカンド。Wikiなどを読むと当時レコード会社があまり力を入れてくれなくなり、セールスを気にせず自由に制作したという今作。前作と比べてもしっかりシュガー・ベイブ色を脱皮し次に向かおうとしていて、クロスオーヴァー感を取り入れた当時で言えばだいぶ先鋭的なポップスだったんだろうな。坂本龍一の影響度は計りしれない。まあ90年代のレア・グルーヴ的評価が定まるまでは過渡期的扱いだったようで全く売れなかったらしいけど。ドラマーはフュージョン・バンドStuffのクリストファー・パーカー。その他、細野晴臣、後藤次利、松木恒秀、大村憲司、斉藤ノブ、清水靖晃、山下達郎など参加陣も超豪華だ。全曲素晴らしいけど「くすりをたくさん」みたいな歌詞面白すぎるでしょ。書けんよこんなん。