運命のコイン（下）：ジェフリー・アーチャー：これは要注意！（ネタバレあります）

年間、文庫本で、小説ばかり、約150冊を読み続けているGGが、今年は読んだ本の読書感想文を書いていこうかと

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「運命のコイン・下」（014/2020年）

まず最初に

本作品は、ある程度アーチャー作品を読んだことがある人向けかと思います。話的には完全に独立しているので、そういう意味では問題ないのですが、この「衝撃的」な結末は、今までのアーチャー作品を読んでいるからこその結末だと思います。最後の一行の方じゃなくて、この、何というか、、、ですよ。多分、読んでないと、衝撃度が減るかと思うので、ご注意ください。

で、以下、ネタバレします

プーチンは何となく読めたので、それを踏まえて、どういう結末を持ってくるのか、ページが少なくなってきたので、本作品、このまま続編になだれ込むズルいパターンかなとか思いきや、まさか現実に沿った方向で終結するとは。

前半でアメリカ編とイギリス編に枝分かれして、そのまま別々に話が進むという、アーチャーじゃなきゃ許されない展開。これ、実は「双子」パターンとかありかなと思いつつ、設定的にどうやっても無理だし、ま、それぞれの物語がアーチャーっぽいから、最後に何かをかけて戦うのかなとか思ったりしつつ、一気にラストに。そして、これですよ。

ここまで圧倒的なバッドエンド。片や殺され、片や多分殺される。これは驚くでしょ。。。

運命のコイン(下) (新潮文庫)