不穏な眠り:若竹七海:不幸オンパレード‼
年間、文庫本で、小説ばかり、約150冊を読み続けているGGが、今年は読んだ本の読書感想文を書いていこうかと
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「不穏な眠り」(005/2020年)
ドラマ化なんですね。個人的にはキャスティングに?なので、少し残念ですが、小説は個人の妄想を裏切りません!今回も吾らが不運の女神・葉村晶探偵に次から次へと不幸がふりかかります。何度も死にかけます。でも、こんなにもアクシデントを切り抜ける彼女は超ラッキーガールなのでは?(笑)
今回は4つのお仕事が登場。塀の向こうから戻ってくる女性のお迎え。心霊ビルディングの見張り。盗まれた書籍探し。遺品の送り主の捜索。どれも、最初の依頼内容とはかけ離れた方向へ、ふりかかる不幸と共に、事件は展開していく。
あらゆる出来事の裏には何かがある。それが「自殺」とか「殺人」とかいう強烈なモノならば、誰もが「何か」を想定するだろうが、些細なことにも「何か」がある。それを葉村晶は知っている。
見た目は地味だけど、本質的にはジェットコースター的展開という本シリーズ、毎回、楽しみです。ちなみに、僕の妄想キャスティングは満島ひかりです。小さめの人でお願いしたかった…