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RDG2,3:荻原規子:7年ぶりに再会してみて

「RDG 2 はじめてのお化粧」(122/2021年)「RDG 3 夏休みの過ごし方」(123/2021年)

RDG1を読んだのが2014年3月でした。7年前か、そんな前だったとは思いませんでした。ここで復活したのも電子書籍のおかげですね。新刊を追い続ける以外の選択肢もありなのです。

主人公、泉水子が東京の山奥の高校に転校してくるところから始まります。1は前振りであってここから本番ということですね。この高校、普通じゃないんです。泉水子は姫神を下ろすことが出来るのですが、彼女の他にもそういう特殊技能をもった人たちが集っているのです。

「はじめてのお化粧」では入学早々に特殊技能派閥の争うに巻き込まれてします。そして、姫神の件が学校のキーパーソンたちにバレてしまいます。やはり普通の生活が出来ないことを認識する物の、友達と呼べる存在、宗田きょうだいとの出会いが泉水子を変えていき、生徒会活動にも参加することになります。

そして「夏休みの過ごし方」は宗田さんの地元・戸隠での生徒会が合宿での事件が描かれます。宗田3きょうだいの死んだ弟に飲み込まれそうになるピンチを姫神の力で救います。そして、徐々に彼女自身の謎が明らかにされていくのです。

最初のイメージからどんどん離脱していく本作品、この先、どこに向かうのか全く読めません。泉水子が何を目指して生きていくようになるのか、ドキドキしながら読み進めることになるのでしょう。表紙のイラストのイメージや、アニメの印象で「偏見」を持っていましたが、これからは作品に素直に対峙していきます。



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