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ダンスで一文無しBoom目指して大冒険

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10年以上通い続けたインドですが日本を断捨離2013年。 29歳のクリスマスの恋人はサンタクロースではなかったけれど、 トレンディよりもエキセントリック。 初ゴアから宇宙Boom…
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#パーティー

15【スペイン野宿とヒッチハイクde一文無しからブームフェスティバル へ向けて】

【スペイン~ポルトガル BOOM FESTIVAL 2014/08】 (モロッコからスペインへ) スペインのタリファは小さな港町。 イスラム教を抜け、キリスト教になった。 私は80Lのバックパックと大きなボストンバックをコロコロで転がし引っ張っているという、なんとも大荷物の風貌。 港の目の前にこ洒落た公園があり、オープンレストランや噴水、露店で絵を売っているイラン人のおじさんも居た。 これからポルトガルを目指すと言うと。 「BOOM FESTIVALかい?」 と言われる

09【ポカラで何故かナイトトレッキング12時間と辿り着けなかったパーティー】

2ヶ月間ほどネパール、ポカラの路上で販売をしていると。 自然と色々と見えてくる。 とりあえず。 中国人旅行者は団体でわらわらと見るだけ見て買わない。 ネパール人は話したいだけのことが多い。 買う人間は最初から買うと決めているのか決断が早い。 ネパールの路上には犬も沢山いてテリトリーがある。 大きな木の下に路上店を出していた私のテリトリーにも犬が居た。 綺麗な黒い犬と汚れた黒い犬。 汚れた黒い犬は大概、寝ている。 綺麗な黒い犬は愛想が良く、尻尾を振って私の隣りに寄り添

08【ポカラOn The Roadトンチンカンな異文化コミュニケーション】

ゴアのダンスパーティーで一文無しになった私は、 ポカラの路上で、毎日絵を売って生活を営んでいた。 昔々…。 front of 'ONECE UPON A TIME RESTURANT' という名前のお店の前。 隣りで露店を出しているチベタンのおば様は、 いつも商売のアドバイスをくれる。 「外国人が来た時だけナマステーと挨拶をしなさい。インド人、ネパール人は買わないから沢山話さなくていいんだから。」 とか。 「あんたはお客さんが見てるのに絵ばっかり描いて!もっと絵の説明

07【一文無しポカラ露店生活は勝手に電波少年企画Boom Festival へ向けて】

ポカラは観光都市だ。 2014年現在。 中国人の団体観光客が増え、湖の周りに広がる街がプチバブル状態になっている。 栄えているのはレイクサイド。 湖を囲む様にダムサイドとレイクサイドがある。 ダムサイドは中国人系のお店が多く、少し廃れた雰囲気。 レイクサイドは欧米人観光客が好むお洒落なレストランや土産物屋が並び賑やかだ。 更にレイクサイドの奥の方はヒッピーエリアで裸足で歩く若い旅人や、のんびりとしたカフェなども多く、それもそれで賑わっている。 私は、どこに店を構えるか。まず

06【一文無しでインド国境越えブームフェスティバルに向けてポカラで移動式路上販売生活開始】

ゴア、最後の朝までシヴァバレーのビーチパーティーを堪能し、友人のご好意の元、電車のチケット1枚で2人乗車のプチキセル。 昼過ぎの電車でデリーへ。そして、デリーからは再び1人。 電車でゴーラクプルを目指した。 が。 ここでもウッカリ。 予約したチケットの日にちより1日早い電車に乗ってしまったのだ。 既に電車は動き出している。 引き返すも何も車内はイモ洗い状態。 出口にすら出られなかった。 しばらくは、朝の通勤混雑時中央線な感じで立っていた。 そして上手い具合にスリーパー2

05【Can't Stop Fallin' in Love誰も】

そして、インドビザ期限が迫っていた3月上旬。 私にとって、今シーズンのゴア、最後のビーチパーティーはシヴァバレー。 音が鳴り止んだ朝。 まだ冷め止まない人々が、チラムやら、チャイやらとワラワラとしている。 私は、 シヴァヴァレーのDJブース左手に、ちょこんと座っている先輩を発見。 この最後の日まで、私は先輩と会話することはなかった。 挨拶すらしたことがなかった。 私と先輩は、音の波の中だけで会い続けただけだった。 なので。 私は夜中、シヴァバレーのダンスフロアーに向か

04【踊る君をみて恋が始まった】

日々、パーティー通いのゴアトランス生活。 まさに 「踊る、君をみて、恋が始まった。」 である。 私は、日本を断捨離した時に3年ほど続いた、 猛烈DVダメ男との恋にも終止符を打った。 その後ゴアの年末に、 初めてのパーティー生活とクリスマスなどの雰囲気にウッカリ飲み込まれたのか、1週間ほど年下の男の子と恋人同士になったこともあった。 しかし、速攻で、さようなら。 何故なら、年下の恋人と過ごす時間より、パーティーの方が、トランス音楽の方が断然、好きだと気がついたから。 何

02【29歳のクリスマス恋人はサンタクロースなんていうトレンディではなくサドゥー修行のトランス道入門編】

2013年11月末に、ミャンマー、南インドのカーニャクマリ、マイソール、バルカラなどを経てゴアに到着。 インドなのに、インドらしくないオシャレ感にワクワクして、まだ、パーティーにどっぷりとハマる前などは、水着を着てビーチで泳ぐなんていうリゾート気分すら味わっていた。 その後、クリスマス、ニューイヤーとパーティーと人間関係の中を掛け抜ける。 パーティーの楽しさを知ってからは、ダンスフロアーで泳いだり飛んだりすることに夢中となり、活動時間は夜が中心になった。 この頃の感覚は、

01【ゴアトランス世界に辿り着くまでの経緯】

魅惑と困惑のインドを旅し続け10年目にして、初めて訪れた、ヒッピー、トランス文化の聖地であるインドのゴア。 2013年の11月から2014年の3月まで、バックパッカー旅行の予定を変更し、サイケデリックタイムトラベルの旅をした。 そして、どハマりしてしまった、ゴアトランスパーティーは私の運命を数奇で不思議な世界へと、誘う。 私は元々、日本ではクラブやレイブパーティーなどは好まなかった。 集団のギャルやギャル男、ヤンキーなどは、性に対して野蛮であるという、若気の至りからくる偏