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「言われたくなければちゃんとやれ!」Better Bossになろう!Weekly Pickup㊲
私ごとではありますが、高齢の父が現在カウントダウン状態。彼は5年前に脳梗塞で倒れて以来、必要なケアを受けながら母と一緒に暮らせるマンションに住んでいます。両親のマネジメント担当は私。自分が面倒を見られない分、父の担当ケアマネージャー(ケアマネ)の提案は多少お金がかかってもNOと言ったことはありませんでした。しかし、今回ばかりは両親の残された時間のクオリティを最優先し、ことごとくケアマネの提案を却下。その結果、ケアマネさんが大暴走して大変でした。
この一連の騒動で「ケアマネさんは組織や関係者に評価されるためにがんばっている」ということがバレバレに。
「顧客の信用を失ってでも守りたい上司の評価」という異常な価値観の存在を目の当たりにしたのでした。
さて、Twitterで毎日配信中の「Better Bossになろう!」今週のピックアップは「言われたくなければちゃんとやれ!」です。
#BetterBossになろう
— カワムラ@DIVERSE TOKYO (@TokyoDiverse) May 10, 2022
(265)~Twitterコメントより
ダメ例🤢
言われたくなければちゃんとやれ!
改善例🙂
この何かやり方に違和感がある?
「怒られないためにやる」部下を育ててはいけない。
人材育成は、上司の責務。 まずは、出来ない理由を探るところから。#言い方
このダメ発言色々ツッコミどころはあります。
「言われたくなければ」って何を?
「ちゃんと」って具体的にどんな状態?
でも、一番のダメ要素は「私を怒らせないような仕事をしろ」とプレッシャーをかけている点です。
これまでも何度か言いましたが、会社とは「顧客に価値あるものを提供し対価を得ることを目的に複数人が役割分担し連携・協力する組織」です。
だから極端な話、全員が「顧客に価値あるものを提供する」ためだけに仕事をしているのです。
それを「会社に所属するひとりの人間のため」に仕事をする/させるのは、実は企業倫理に反しています。
日本の大企業で起こる不正問題の多くは「特定の人間のため」に大勢が仕事をしてしまった結果だと思いませんか?
でも実際問題、誰だって怒られるのは嫌ですよね。
そもそも「連携・協力」する関係において「怒る」局面とはどんな時なのでしょうか? 実はほとんどありません。
たとえ、自分が若手時代怒鳴られたからといって、自分が部下を怒鳴っていい理由にはならないのです。
マネジメント・スキルが欠如していた昔の上司を見習っていては、このさき大変なことになるので要注意です。
ただし、例外的に「怒る」べきときがあります。
それは「故意や悪意の行い」に対してです。
仕事で大切なのは「信頼関係」それを揺るがす行為は、絶対に見逃してはいけません。
なんだかまとまりが無くなってしまいましたが、今日はこのへんで。
みなさまどうぞご自愛ください!
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