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「きっとご両親も喜んでくれるよ!」Better Bossになろう!Weekly Pickup⑮
1年9か月ぶりの訪問を両親に知らせたら、母は楽しみで眠れないそう。
たった20分の訪問にまる半日を使って費用も2万円かかりますが、それ以上の価値がある訪問だと感じました。
私のことを親孝行だという人もいます。でも、すべては自分のため。後悔したくないですからね…。
さて、Twitterで毎日配信中の「Better Bossになろう!」今週のピックアップは「きっとご両親も喜んでくれるよ!」です。
#BetterBossになろう
— カワムラ@DIVERSE TOKYO (@TokyoDiverse) November 29, 2021
(104) ~Twitterコメントより
ダメ例🤢
きっとご両親も喜んでくれるよ!
改善例🙂
努力が実って、本当によかった!
善意が動機でも、傷つけてしまう可能性があることば。両親の存在や関係性がわからない。
ただ、部下の功績を賞賛することに努めて。#言い方
誤解がないように最初にお断りしておきますが、この発言自体は全く問題がありません。
あなたが部下とご両親の関係性をよく知っている場合は、部下もあなたの発言に心から同意して嬉しく思うでしょう。
でも、部下の人間関係をよく知らないで言ってしまった場合は…どうでしょうか?
私がアメリカで働いていたころ、日本人上司が「Your parents must be proud of you」と、タイトル通りの発言で部下の功績を称えたところ、部下が「Well...not sure, because I don't know them(わからない、だって彼らのこと知らないし)」と答えていました。
同僚の発言は、私の目から大きなウロコを落としました。
これは、身近な人間関係の中でどう評価されるかを大切にする日本と、自己の満足度を重要視する米国との文化の違いだけではない、もっとシンプルな「想像力の欠如」の問題だと。
私のアメリカ人同僚のようにハッキリ口に出す人は、きっと少ないけれど、日本にも複雑な気持ちになる人は存在すると私は確信しました。
素晴らしい結果を出した人を称えるには、本人を徹底的に褒めてチヤホヤすればいいんです。頑張ったのは本人だし、コミュニティからの評価を引き合いに出す必要はないでしょう。
おそらく江戸時代の倫理感がベースとなっている、日本の慣用的表現の数々…それを見直すべき時が来ているのだと思います。
一時期、何に対しても「かわいい!」を連発する少女たちを、大人が批判していましたよね、同じことを大人もやっていた訳です…。
Be a Better Boss, 少しずつ進んでいきましょう!
では本日はこのへんで。また来週!
みなさま、疲れたら休息をしっかりとってご自愛のほど!
お悩み、質問など、下記リンクからどうぞ。(ダメ発言のタレコミも大歓迎!)
https://docs.google.com/forms/d/1JWnwbGSdqoz8PBSXcqDp4FGSfiXmVq609kH7DctAByQ/edit
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