GRIT やり抜く力 を読んで セカンドライフを愉しむ ~60歳からの人生のキャリア~
自分への戒め。
「自信がないのでは無い、自信が持てるまで努力してないからである。」
一経営者として、一生懸命に仕事をしよう、お客様のためになろう 売上を上げようと努力しています。マイクロ法人ですが、なんとかしなければと、それなりに時間も使い、色々な施作を打ちます。
私の会社の様な小さな企業は、営業マンを雇うなど出来ません。そうなるとデジタルに頼るしかないんですね。
例えば HPを改良する。お客様に出来るだけ認知してもらうためにSEO 対策をする。kPI を目標に立ててみる。導線改良を試みる。
こういうことをやっても、PVは伸びても最終的なCVには繋がらない。どうしても、なんとしても売上を上げたい。悩む。悩む。悩む。
次はここに手をいれてみよう。どうだ、でも数字が上がらない。こんな事はしょっちゅうです。
これだけ努力してもなかなか売上が上がらない。ここで諦めそうになる時に思い出すのが、冒頭の言葉です。
これもまた 千葉房総半島の山奥の妙法正寺に飾られた言葉です。
『GRIT やり抜く力』 という本を今年のGWに読みました。心理学者でペンシルバニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース教授の著書です。
GRITとは以下の言葉の頭文字です。
G Guts(度胸):困難なことに立ち向かう
R Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
I Initiative(自発性):自分で目標を見据える
T Tenacity(執念):最後までやり遂げる
これら4つの要素は遺伝などの持って生まれた素質ではなく、生活を重ねていくうえで強化していくことができるものだそうです。
知識や才能がなくても、GRITを強く意識して仕事や勉強など実践に生かすことができれば、自分の人生を成功に導くことができると説いています。
自信を持てない、という事は、まだまだ成功するところまで努力をしていない、何かが足りないのではないか、と粘り強く思い続けることが必要だと思います。
諦めたら、本当にそこで終わり。最後は執念をもってやり続ける、という事が大事だと。やり続けるためには、何かモチベーションになるものがないとなかなか困難です。
いきなりあまりに高い目標ではなく、最初は手が届きそうなところに目印を定め、そこに向かっていくことが大切だと感じます。達成感が感じられないと途中で放り投げてしまうことになりかねません。
しかし、同時に気を付けなくてはならないことは、あまりにも不安や焦りで押しつぶされそうになることもあります。これは本当に一生懸命になるあまり、自分自身をそこまで追い詰めることもあるかもしれません。
そんな時は、いったん立ち止まり、物事を手放す、放念することも必要です。いくら頑張っても目標に達しないことは、いくらでもあります。ここまで頑張っているのに結果が出ないのは、人間だれしもがっかりします。しかしGRITしているのだから、そこまで頑張った自分自身を褒め、自分を大切にすることもとても大切なのです。
途中でやめることに抵抗を感じるのではなく、やめることで自分の想いそのものが肯定されるのです。GRITしていたこと自体が尊い行動なのです。そこには、目に見えないかもしれませんが、確実に実りがあります。
人生は、頑張りと放念の繰り返しなのかもしれません。