
使うと活かす
働き方改革の流れの中で、「部下とのコミュニケーション」をどうするかという話はよく聞きますし、そこに悩む現場のボスの皆様が多いという事も実感しています。
でも、経営戦略として働き方改革を進めましょう!という際、このコミュニケーションという視点は、制度設計や業務改善といった「戦術」よりも軽視されがち。個人差もあるし、定量化も難しいジャンルですので、後回しになりがちというのも理解できます。
ですが、改革の目的は何でしょうか。
生産性向上?業務の効率化?それとも社員の幸福?カネ?
多分、ここが組織として「共有されたゴール」、もっと言えば「戦略」のもとに行われなければ、どのような戦術も意味を成さないのではないでしょうか。
トップは「業績300%UP!」と言っているのに、部下は「福利厚生の充実!」と目的を定め、制度設計や何やらを進めていては、上手くいきませんよね。ズレてるから。
戦略>戦術
コードギアスの名言でもありましたよね。
”戦略が戦術に負けることはない。”
と。
大元が出来ていない人が、何やっても上手くいくわけがない。トップやボスの明確なビジョンがないもとで部下が活き活きと成果を出すなんてことは、普通はあり得ないわけです。
ここら辺、ルルーシュは巧みでしたね。
でかい作戦の前には結構な場面で、進軍中の演説でも
・戦略目標はコーネリアだ!
・総督府を抑えろ!
・戦略目標は変わらない!
と部下に共有してました。
本質的なマネジメントってこと・部下をどう活かして結果を出すかってことが分かってたんでしょうね。それゆえの戦略>戦術思考なのかもしれません。今考えると。
だからこそ、単騎で戦局を覆すスザクのランスロットはイレギュラーだったのだろうと。
ヴァリスで谷をぶち抜くとか。
話がそれましたが、「なぜ改革をするのか」という戦略目標がしっかりと共有されないことには、現場での戦術は明後日の方向を向いてしまい、かつミッション遂行の最重要ファクターである「人」がまとまることはあり得ないのです。
そこを無理やり動かすのが「使う」。ミッション遂行のため、最適な戦術を選択できる事が「活かす」。効果が高いのは「後者」です。
一人一人の社員が多様であればあるほど、戦術の選択肢は増えます。
だからこそ、部下の一人一人と向き合って、最適な選択、もっと言えば活かし方を磨くことが、ボスに求められる素養です。
だから働き方改革は、多様な部下を活かすことが出来るイクボスを育てることから!と僕らは常に言っています。
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