「結婚」という幸福について思うこと。
最近あるライトノベルにはまっている(以下では「O」と表記する。誤解を招き、作品の評価を毀損したくないので)。Oは10年くらい前に完結した作品で、最近まで番外編が刊行されていた人気作品だ。その最終巻の末尾で、主人公とヒロインが結婚式を挙げる(本当に結婚するわけではなく、いわば愛の象徴として行うのだが)シーンがある。Oの番外編(3つある)ではいずれも主人公が違うヒロインと結婚し、その子どもも登場して彼らは「幸せに」暮らすシーンをもって結末となる。本編にしろ番外編にしろ、この作品