
自衛官の息子の俺が感じた、戦争映画のニュアンスの違い
戦争反対!!!
はい
どうもこんにちは
今日は
戦争映画特に第二次大戦と太平洋戦争題材の映画
そのニュアンスの違いについて少しだけ書いていきたいと思います
まず戦争映画ってなんじゃろな?
もちろん戦争を扱っていれば戦争映画といえます
ちなみに僕は常々、
兵隊そのものを描くだけが戦争映画ではないと思ってます
例えば
僕のフィルターを通すと
ブラックホークダウンは純粋な戦争映画じゃなく
もちろん戦争映画ではあるんですが(どっちやねん)
失敗作戦を描いた、戦闘、映画でそこに巻き込まれてしまう兵士の心情を戦闘そのものを通して描いている映画
また、ベトナム戦争を題材にした
ワンスアンドフォーエバーもブラックホークダウンに対して時代と場所を変えたものだと思ってます
この作品は戦いに勝って終わるのでそこはリドリースコットとの違いが良く出てます
戦争映画は戦争から出てくる戦争の概念そのものを
考えさせるものだと思いますね
突然ですが
最近Amazonプライムで配信されたベルリン・天使の詩を見たんです
これ自分は戦争映画だと思いました
東西ドイツが分かれていた時代に東西分断の原因の一つとなった第二次世界大戦の敗北、ナチス政権を取ったドイツそのものの選択に対する贖罪と反省の物語でもある作品
これは直接戦争は描いてないのにもかかわらず第二次大戦が及ぼした影響が国家間の分断を引き起こしその分断がそこに生きる人々の不安や葛藤や絶望感を感じさせる要因になっている
戦争は描いていないようで戦争が及ぼした影響を描いている
それはやっぱり戦争映画なんじゃないか?と思います
第二次世界大戦題材の戦争映画と太平洋戦争
第二次世界大戦の戦争映画はドイツイタリアなどと連合軍の闘いのヨーロッパ戦線とアメリカと日本の太平洋戦争で大きく別れると思います
この題材のアメリカ映画を見ると
ヨーロッパ戦線と太平洋戦争でニュアンスが少し違うんです
ヨーロッパ戦線はドライで戦闘そのものの描写が多くナチスを明らかな敵として描く
対して太平洋戦争はウェットで悲惨、悲壮さが出てくる、戦争状況そのものの非情さが描かれていたりする
何故なのか?
そもそも太平洋戦争では主に日本と海兵隊の闘い
ヨーロッパ戦線では主に陸内ではアメリカ陸軍が闘った違いもあるでしょうし
日本人の扱い方もそうですが兎に角、
太平洋戦線は悲惨で残酷だった
海兵隊は大きな国と闘ったのは日本だけと言われておりますし今でも硫黄島の星条旗を立てる勇士の像が英雄視されていたりして
それ題材の戦争映画をクリントイーストウッドが撮ったりして
大変な状況を潜り抜けた海兵隊不屈の軍人思想の一つとして刻み込まれていたりするわけです
ヨーロッパ戦線と太平洋戦争の大きな違い
大陸での戦闘状況なのか島での戦闘状況なのか
また戦闘においてほぼ常に攻撃側だった海兵隊に比べてヨーロッパ戦線は広く防衛戦も攻撃もどちらも状況として描くことができる多様さというのもあると思います
ヨーロッパ戦線のオシャレさ、太平洋戦線の泥くささ
こう書くと語弊があると思います
戦争を軽視するなという事でしょう
しかし
映画におけるニュアンスそのものは実際こんな形になっているのではないかなと思うのです
ニュアンスの違いがわかる例
一番良いのは
海外長編ドラマのリミテッドシリーズ
バンドオブブラザーズ
ザパシフィック
を見る事です
全話面白いんで全話見てください
全話です


もはや映画ではないですが、これ映画です笑
映画の概念ってなんや?ってのはまたいつか書きます
予算の掛け方と気合の入れ方が半端じゃない
それもそのはず
プライベートライアンを作ったスピルバーグが
これだけでは描ききれない!
っと第二次世界大戦を描き切りたいと作り出したシリーズだからです
スピルバーグとトムハンクスが共同でプロデューサーを務めて作り上げたシリーズです
元も子もないこと言うと
各国で解釈が違う戦争映画のニュアンスそのものも面白いんです
ドイツが作った
ヒトラー最期の12日間なんて傑作ですし
戦場のピアニストのホロコースト描写
シンドラーのリストのホロコースト描写
当事者意識と外部から見た視点でも違う
日本の太平洋戦争映画としては
日本のいちばん長い日 岡本喜八監督版
独立愚連隊シリーズ
激動の昭和史沖縄決戦
太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男
大日本帝国
きけ、わだつみのこえ
ゴジラ1954版
こんなのが挙げられるでしょうか?
あとがき
戦争アクションと戦争映画においてもまたニュアンスが違ったりするので
そのあたりの戦争題材の映画について更に書いていったら面白そうだなぁっと思うのと
結局、自衛官の息子としての戦争映画の主観的部分が書けなかったので、また似たような題材で書かなければと思いましたw

戦争反対!!!!
いいなと思ったら応援しよう!
