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【ギネス認定の暴れ者】ラーテルの見習っちゃダメなところ

こんにちは、いきもの雑学プレゼンターDINO(ディーノ)です!動物🐯魚🦈昆虫🐝虫🦂植物🌷そして恐竜🦖まで、いきもの雑学を徒然に綴っていきますので、お気軽にお立ち寄りください。

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●ギネス認定の暴れ者 ラーテル

今回はサバンナの小さな巨人ラーテルをご紹介します。


ラーテルはイタチの仲間です。イタチの仲間のでは小型〜中型ぐらいの大きさでしょうか。


ちなみに、イタチの仲間の最大種は、ラッコです。そうです、海に出たイタチがラッコです


食性は雑食で、小型の哺乳類や果実に加えて、ハチを好んで食べるとも言われています。後述するように防御力の高い体のため、ハチの攻撃もモノともせずに立ち向かうようです。


ちなみに、蜂の巣って高いところにあるイメージですが、実はアリの巣のように土の中に作られることも多いんです。もっと言えば、蜂はアリから枝分かれした種です。かなりざっくり言えば、地面にいるのがアリ、飛んでるのがハチ。


さて、それではそんなラーテルの雑学や特徴を見ていきます。


●最強の鎧

見た目の最大の特徴は、頭から背中、そしてお尻まで伸びる白い毛で覆われた部分。黒い体の中心に真っ直ぐな白の直線を引いたような配色が独特です。


見た目も特徴的ですが、実はこの白い部分、めちゃくちゃ頑丈で、かつしなやかです。例えば、サバンナの王者ライオンに噛まれたり引っ掻かれたりしても、大丈夫です。防御力は生物界随一を誇るでしょう。


さらに、物理的な防御力だけではなく、毒への強い耐性も持ちます。特にヘビの毒に耐性があり、噛まれたあとも、数時間寝れば回復します。まぁ、その間に襲われればなす術ないですが。。。


●ギネス認定の暴れ者

生態の特徴は、なんといっても気性の荒さ。とにかく、いろんな生物につっかかります。しかも、自分より弱いモノだけではなく、いわゆる捕食者にもつっかかります。例えば、ライオンです。そんな気性の荒さから、ギネスで「世界一怖いもの知らずの動物」として認定されるほど。


●なぜそこまで気性が荒いのか。

あくまで仮説ですが、自分の防御力を過信しているためと思います。いかに防御力が高かろうと、顔やお腹などはさすがに強くはありません。そのため、ライオンにつっかかっても、不意打ちを食らったライオンは、その時は驚いてたじろぎますが、冷静に対処すれば、仕留めることもできます。そのため、つっかかったはいいが、返り討ちにあうこともあるようです。


●戦車の名前

実は「ラーテル」という戦車があるんです。当然、この「ラーテル」は、今回紹介している、サバンナの暴れ者ラーテルのことです。そうです、ラーテルの高い防御力にならって、戦車の名前につけられたんです。ここまで突き抜けると、逆にカッコいいですよね!


●名古屋の東山動物園で会える!?

僕も以前訪れたことがある、愛知県は名古屋の東山動物園。植物園と併設されていて、合わせた敷地面積は日本一だそうです。たしかに、展示動物との間がかなりゆとりをもってあけられていて、全部回るのに疲れました。


そんな東山動物園の主役といえば、イケメンゴリラのシャバーニ。お土産屋にもシャバーニグッズがたくさんありました。僕も初めてシャバーニを見たときは、たしかにカッコいい!と思いました。なんせ、ゴリラは数が減っていて、飼育も難しく、国内の動物園でも飼育数が減っています。そんな中、シャバーニを中心とした群れの飼育は見応えがあり、非常に興味を掻き立てられました。


そんな東山動物園の入り口に、「ラーテル見れるよ!」的な看板がありました。しかも、国内ではここだけ、らしい。比較的マイナーな動物のため、多くの人は通り過ぎますが、僕は思わず立ち止まり、係の人に「ラーテルいるんですか!」と興奮気味に聞いてしまいました。


そして、ワクワクしながらラーテルとご対面。


ラーテルはたしかに2頭いましたが、あいにくオリの中の小屋みたいなところに入ってもぞもぞしているだけで、白黒のツートンカラーをはっきり見ることはできませんでした。


しかし、じゃれているのか、ケンカしているのか、小屋の中の2頭は、猛獣のような声を出してバタバタしています。その声から、暴れ者感はたしかに感じることができました。


●「るろうに剣心」相楽佐之助!?

そんなラーテルを見ていると、佐之助を思い出してしまいます。


志々雄編で、京都に向かうために斎藤一と闘う場面がありますが、そこで斎藤に素手でボコボコにされてしまいます。


そこで斎藤は左之助の弱点を「天性の打たれ強さにかまけて防御をおろそかにしてるヤツには負けん」として見抜きます。


そんな左之助と重なって、逆に愛着をも抱いてしまう。まさに我が道をいく、小さな巨人ですね。けど、絶対真似はしないように。



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