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赤ちゃんと水の話

担当:Ume

みなさまこんにちはUmeです。
お盆が過ぎて、ほんのほんの少しだけ涼しくなりましたね。

先日、会社に届いた小冊子。
みると「赤ちゃんと水」という題名でした。
イラストも可愛く、それになんといっても “赤ちゃんと水” は切っても切り離せないお題ですよね。

赤ちゃんは水に浮かんで成長しますし、 なんて魅惑的なお題なんだ!
と、思わず読みふけってしまいました。
 
前回のnote記事にもあったように、

人の体は「約60%が水」なのですが、
生まれたての赤ちゃんだと「約80%が水」となり、
 
なんとなんと!
それがお腹の中の胎児の場合には、

約90%が水!!


なんだそうです!

・・・ということは、

胎児は、ほぼ水でできている。



 
赤ちゃんは水だーー!といってもよいくらいですね。
だからあんなにお肌がプルプルなんだなぁ・・・

羨ましいお肌(そこ?)


この小冊子を読みながら、赤ちゃんがほぼ「水」でできている事実をあらためて知り、自分のはじめての出産を思い出しました。
(何十年も前なので遠い目・・・)


■生命のスタートは羊水という水から


赤ちゃんが育まれる羊水は、そもそも母体の血液中の血漿(けっしょう)成分がはじまりといわれています。
 
血漿とは、血液中の半分ほども占める透明な液体成分のことです。
 
赤ちゃんを包む羊膜の壁から、少しずつこの血漿が分泌され、まだ小さな萌芽のような状態の赤ちゃんは、わずか30㎖のこの透明な液体を飲み、飲んではおしっことして排出することを繰り返すことで羊水を増やしていきます。
 
妊娠20週目になると赤ちゃんの腎臓が発達してきますが、赤ちゃんは変わらず母体内で羊水を飲むことを続け、自分の腎臓で羊水の汚れをきれいにしつつ、濾過しながらさらに羊水の量を増やしていくそうです。
 
飲む→おしっことして排出する

という循環を繰りかえし、羊水は最後には500㎖ほどにまで増え、そして出産を迎えます。
 
羊水のほとんどはおしっこなので、汚いのでは?という印象を受けられるかもしれませんが、老廃物はへその緒を通してママが引き受けてくれるという仕組みができていて、もうまさに生命の神秘というか、無駄がまったくありません。
 
 

■海の塩分、羊水の塩分。そしてつわり


ところで羊水には薄い塩分が含まれています。
 
よく海水と羊水は同じ、という声を聞きますが実際には海水の方が塩分濃度が高く、羊水の塩分濃度はわずか1%です。
 
この薄い塩分から地球最初の生命活動が誕生しました。
 
塩分濃度1%というのは、海の中で脊椎動物が生まれたときの海の塩分濃度だそうで、はるか昔の海は、今ほどしょっぱくなかったということになりますね。
 
お母さんのお腹の中では280日という短い期間で、小さな細胞分裂から人類誕生まで、地球上の生命進化が爆発的速度で起こっていきます。
 
妊娠初期に妊婦さんにおこる「つわり(悪阻)」は母体内の胎児の進化過程で、”水中生命が陸上活動へと移行する時期と重なる”  という説もあり、生命が水中から肺呼吸に移行する大変さがそのままつわりとなるのだそうです。
 

■母体の妊娠準備


女性の体は、受精したとたんにその機能を変えてしまいます。
 
Umeも妊娠してから、自身の意志ではどうにもならない体の急激な変化に戸惑い、驚いた覚えがあります。

妊婦さんの体は、妊娠したとたんに妊娠・出産に備える体制への変化がものすごいスピードで行われるのですが、なかでも特に大事な要素に血液があります。

血液は羊水を作る血漿を提供するだけではなく、母体と胎児を守るためにとても大切な役割を持つのです。
 
よく妊娠中に貧血で鉄分を補給させるようにいわれる方が多いのは、お腹の中にいる赤ちゃんに栄養を届けるのが血液だからです。
 
妊娠するとお母さんの体には血液の量が20~30%も増え、赤ちゃんに栄養を届ける役目もし、さらに赤ちゃんからでた老廃物も運び出して常に羊水をきれいにすることもしてくれます。

プカプカと浮いてます

実はUmeは、今回の記事を書くまで、血液にも細胞と同じように入れ替わりサイクルがあることを知りませんでした(無知でごめんなさい)。

人体のあらゆる細胞は、1日で1兆個もの細胞を入れ替えていますが、不要になった細胞は死に、その近辺の元気な細胞を細胞分裂させて2個にし、その一つを失った細胞に入れ替えて成長させています。

人体の細胞の数は約60兆個で、単純計算すれば、毎日1兆個の細胞が入れ替わり、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個が新しい細胞になっていきます。
 
細胞の入れ替わり期間は、

・筋肉 → 早い細胞は1ヶ月で約60%、遅い細胞は約200日で全て入れ替わる。
・皮膚 → 約1ヶ月で全て入れ替わる。
・骨 → 幼児期は約1年半、成長期は約2年未満、成人は約2年半、70歳以上は 約3年で全て入れ替わる。

となり、血液はというと、

 ・血液 → 4.5~5.0リットルの血液は100~120日間で全て入れ替わる。

なんだそうです。

すべての血液が入れ替わるには最長で120日とありますので、これは月計算にすると約4か月です。
 
ということは、妊婦の体つくりは、妊娠が分かってからでは少し遅いということになりますね。

ですからもし妊娠が分かり、すぐ良い食事や水に切り替えたとしてもママの血液の入れ替わり完了は4か月後となるので、赤ちゃんがお腹の中で成長する速度と、ママの細胞が良い水で作られるようになる時期を一致させるとするとしたら、妊活を意識される前からはじめられるのが良いようです。

これからママになる方は、積極的に早めの無添加、ケミカルが少ない食生活に水生活をスタートしてみてはいかがでしょう。


■これからご出産される方へ


以前noteに書いたディレカが付いている産婦人科医院は、こちらにご紹介しています。

永井マザーズホスピタル様以外にも、愛知県豊橋市にある「小石マタニティクリニック」様があります。

小石マタニティクリニック様にも特注大型ディレカが設置されていて、院内すべての水がディレカで活水されています。

院長先生のご自宅にもディレカを取り付けられていて、水や環境に対して意識がとても高いクリニックですよ。

ご周辺の方はぜひ。

二度目の出産時色々考えることがあり真剣に読んだ本。今回改めてAmazonで見てみたら「異端の生物学者」と紹介されていて驚く。でも色々と興味の範囲が広い先生であったことは読むとわかる。

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