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自治体におけるデザイナーの役割 #地域おこしごと

Public dots & Companyで仕事する中で、最近の最も深かった学びをシェアしたいと思います!

一緒に仕事しているデザイナーさんから「自治体におけるデザイナーとは?」という本質的な話をしていただきました。

自分がやりたいことは「トライセクターリーダー」なんだな!という答えも見えてきたので、図解しながら書いていきたいと思います!

1|自治体におけるデザイナーの定義

「デザイナー」と聞いてどんなものが浮かぶでしょうか?

「なんか、カッコいいものをつくる人…」

抽象的で説明しにくいんだけど…そんなイメージがあるのではないでしょうか?

いろんなデザイナーがいますが、自治体においてのデザイナーの役割は「ユーザー視点の基準値を持っていて、それを図示や言語で表現できる人。」だと解釈しています。

2|ユーザー視点と表現

ここで、「ユーザー視点の基準値」って何だよ!
というツッコミが入るでしょう笑

自治体においては「住民の立場に立って、おもしろいこと、役に立つこと、よろこばれることを知っている。」ことだと思います。

ひとりの住民としての気持ちがあり、住民がよろこぶことを知っているからこそ、製品・サービス・映像・文章・建物などで表現したときに住民に寄り添ったものが生まれるのだと思います。

3|デザイナーが入るとどう変わる!?

自治体の中で物事を進めるときに3つの立場に別れると思っています。

1.ネゴシエーター:対人でコミュニケーションをとり、物事を前に進めて行く人。
2.ファシリテーター:論理的に考え、計画や設計図をつくる人。
3.デザイナー:住民視点の基準値を持っていて、それを図示や言語で表現できる人。

日本の自治体は文化的、社会的な背景があると思うのですが、自治体本意になってしまう傾向があり「これ、本当に住民の役に立っているのか!?」という事例が少なからずあるなと思います。笑(ウチの町にもそんなことが、、、)

1.ネゴシエーターと2.ファシリテーターの中に3.デザイナーが加わってユーザー視点を持ち込むことで、住民によろこばれる自治体がつくれるのではないでしょうか。

デザイナーは最終工程でカッコよく仕上げる役割になりがちですが、企画段階から入って、三者のバランスをとってあげることが大切になってきそうです。

4|トライセクターリーダーになる

最近教わった言葉で「トライセクターリーダー(Tri-sector Leader)」という言葉があります。

これは、異なる三者の架け橋になる人のこと。
それぞれの分野のことを理解し、お互いが歩み寄れるようにしていく、官民共創、産学連携、多様性という概念が広まっているこの今の時代に求められている役割だなと思います。

自分はデザイナーの思考を持ちながら、ファシリテーターとして設計図まで描くことに楽しさを感じます。ということは、理解し合えるネゴシエーターと組めたらいい地域おこしができるはず!

俯瞰してバランスをとる視点を持って、それぞれの持ち味が最大限に発揮する地域おこしをしていきたいなと思います!

5|付録的に西野亮廣さんの例を

例えば、最近のわかりやすいものに置き換えて考えると、西野亮廣さん。

えんとつ町プペルという、1つのものづくりがあります。これはオンラインサロンという、ある意味では自治体から生まれたもの。
西野さんは首長(サロンオーナー)という立場で住民(サロンメンバー)をリードしながら、えんとつ町のプペルというものづくりをして、結果、多くの人によろこばれている。

西野さん自身がデザイナーとして「ユーザー視点のおもしろいの基準値を持っていて、それを図示や言語で表現できる人」でありながら、ネゴシエーターとファシリテーターの架け橋にもなっているからではないでしょうか。

西野さんの首長さんとしての役割、トライセクターリーダーの視点から学ぶべきところがたくさんあります。

#地域おこしごと #地域おこし協力隊 #パブリック人材 #PdC #デジタルトランスフォーメーション

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