容量オーバー
君はいつだって周りを感じすぎるんだ
他人の喜怒哀楽 苦しみ 助けを求める声
どうして それら全てを受け入れる?
どうして それを無視できない?
君自身を削ってまで 容量オーバー
それでも受け入れてしまう君
それは もう 優しさなんかじゃない
それは そう 身勝手な自己犠牲 大いなる自己満足
方法が分からないなら 全て閉ざしてしまえばいい
目を閉じて 耳を塞いで
さぁ 叫べ 今 それぞれが生きてる世界
あちこちから聞こえる声は言霊となって
君に襲い掛かるけど
そんなこと 掻き消すほどに 君自身の声で「生きたい」
君はいつだって自分が分からないんだ
君の喜怒哀楽 苦しみ 助けを求める声
耳を澄ませば ほら 聞こえるはず
目を凝らせばほら 傷も見えるはず
君自身を削ってまで 容量オーバー
それでも無茶してしまう君
だから ほら 血だらけの両手
それは もう 目をそらしてしまうくらいの酷さ
他人はもういいから 君自身を受け入れて 許しを与えて
涙に気付いて 声を聴いて
さぁ 生きよう 今 君が存在する世界
目から零れ落ちる涙は大きく波紋を絵描き
君を飲み込むけど
こんなこと 掻き消すほどに 確かな足取りで未来へ
命の光が揺れる 揺らめき感じたら
君はしっかりと持っているはず
君自身の命 誰にも左右されない確かなものを
さぁ 叫べ 今 君の生きている世界
君の声に揺り動かされた「心」は
コアとなって 君を強く導くから
どんなことも 掻き消すほどに
君自身の声で「強くなりたい」と
どんなことも 掻き消すほどに 確かな足取りで未来へ