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金メダルを狙う男子4✕100mリレーのメンバーは?

EORO2020がイタリアの優勝で閉幕した。

9万人の収容が可能なロンドンのウェンブリーアリーナに75%の入場制限が掛けられたが、それでも67000人が駆けつけた。

惜しくも55年ぶりの優勝を逃したイングランドではあったが、ニュース映像を見る限りは試合前の街並はお祭り騒ぎの光景だし、イングランドの国歌斉唱でスタジアムにこだまする『GOD SAVE THE QUEEN(女王陛下万歳)』の響きの強さはひときわの思いが載せられていたように感じた。

その裏では残念ながら東京オリンピックの殆どの会場が無観客開催となった。

五輪をはじめスポーツによる世界規模の大会は国の威信を賭けて争う。

とはいえ、戦争や紛争と違い人の命を奪うものでないし、なによりスポーツには必ずルールがある。ルールに従ってプレーする事がスポーツの大前提であり、スポーツの素晴らしさでもある。

EURO2020ではイングランドサポーターの一部が対戦相手国の国歌斉唱にブーイングを浴びせたり、レーザーポインター照射などのトラブルでイングランドサッカー協会に処分が下された。

東京五輪ではルールやオリンピック憲章及びその精神に基づいてフェアな熱き戦いを期待したい。


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さて、本日7月13日に日本陸連が以下の発信をした。


こうした情報が発信され、本来は学校、職場、居酒屋、スポーツバー等、様々な場所で人が談義し、予想し、比較・評論するのが五輪前の醍醐味だ。


選手は競技で戦うが、ファンは予想で闘う!


コロナ禍でそのような場が奪われたのは残念だが、是非それぞれの自分の中で監督、コーチ、評論家、予想屋になった気分で五輪前に自分なら誰をメンバーにし、どのような走順でメンバー構成するかを考えてみて欲しい。


一般的に第1走者はスタートダッシュ、バックストレートを走る第2走者はスピード、第3走者はコーナーリング、アンカーは勝負強さが求められると言われている。

スタートダッシュでは早いリアクション(スタートの反応時間)といち早く最高スピードに達せられるピッチ走法が求められる。

第2走者以降はスタンディングスタートからとなり、加速を伴ってからバトンを受ける。よって第2走者は最大スピードが鍵となる。

第3走者はコーナリング技術が要求され、最大スピードでしっかりとコーナを駆ける技術が求められる。

第4走者は各国のエースが集う。持ちタイムが9秒6~8といった選手が並ぶような走順により、気負けしない、力まない、最高スピードの持続能力等が問われる。

こうしたことから、必ずしもメンバーは100mランナーから選ばれるとも限らない。200mの選手からの起用も充分考えられる。

また、同じ金メダルを狙う国、金メダル候補に挙げられる国の筆頭としてアメリカがいる。

オリンピック予選を兼ねた全米選手権の結果は

1.ブロメル選手 9.80(追い風0.8m)

2.ベイカー選手 9.85

3.カーリー選手 9.86

この3選手が東京五輪の100mの出場権を得た。4✕100走の有力候補でもある。

また4位にはベドナレク選手が入り、コチラも9.89と上位4選手までが9.8秒台で駆け抜けた。1位のブロメル選手は今年に更新した自己ベストは9.77(追い風1.5M)。

2021年の世界ランキング(6月時点)は以下の通り。

1.ブロメル (USA)    9.77(+1.5m)

2.ブレーシー(USA)  9.85(+1.5m)

2.ベイカー (USA)     9.85(+0.8m)

4.カーリー(USA)      9.86(+0.8m)

5.ヤング (USA)      9.89(+0.2m)

5.ベドナレク(USA)     9.89(+0.8m)

7.ウイリアムス(USA)    9.91(+0.8m)

8.マーティン(USA)        9.94(+1.6m)

8.リオトレラ(南ア)     9.94 (+1.3m)

9.山縣(JPN)      9.95(+2.0m)

9.ライルス(USA)         9.95(+1.9m)

ランキング10位内に入る11人中、実に9選手がアメリカの選手。

上位6人は9秒7~8台という凄まじい選手層の厚さ。

いくら日本のバトンパス技術が高いといっても、タイムだけ見ればアメリカが立派な金メダル候補と言えよう。

要はこういった選手とタイムだけでは語れない互角に走れる総合的なポテンシャルを持った選手を選出しなければ金メダルなど簡単に取れる種目ではない。

アメリカで100mに出場出来る選手は3人。むしろ日本代表選手の1人が100m走で初めて五輪ファイナリストとなり、メダルまで獲得してしまう確立のほうが高いかもしれない。

最後に現時点の私の予想で締めたい。

全ての候補選手が最高のコンディションにあるのなら

①多田選手 ②山縣選手 ③桐生選手 ④サニブラウン選手

このメンバーにする。

しかし現時点での調子を踏まえると

①多田選手 ②山縣選手 ③桐生選手 ④小池選手を指名する

自称JAPANコーチ、自称予想屋、自称評論家気取りとなって是非メンバーを考えて楽しんで欲しい。

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