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基本情報技術者試験 体験記 お陰様で合格基準点超え

お正月も終わり、1ヶ月ほど経過した2月8日。新宿駅前テストセンター(新宿西口)にて基本情報技術者試験を受験してきました。

結果は科目A645点、科目B610点。両科目とも600点以上の合格基準をギリギリ超えました。正式な合格発表は3月。合格証書は4月に書留で送られてくるそうです。今回利用した新宿駅前テストセンターですが、室内やトイレが綺麗で、空調も良い感じなので都内で試験を受ける方がいたらおすすめです。

試験内容については外部へ情報提供をしない事になっているため、詳細は書けなくて申し訳ないですが、体験レポートを書けたらと思います。

ちなみに基本情報技術者試験は情報処理推進機構(IPA)によると

ITを活用したサービス、製品、システム及びソフトウェアを作る人材に必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html

ということになっています。他にもこんな人が対象だよ。という事がIPAのサイトに載っているので興味がある人は見てみてください。

さて日付は遡ること昨年の10月。自分の誕生日に好きな本を買おうと書店へ。お目当ての小説を手に取り、いつもお世話になっているコンピューターコーナーに立ち寄りました。ふと資格試験の棚を見ている時に「あれ?基本情報を持っていない」と頭をよぎりました。JavaSilverは持っているのに、基本情報を持っていないのは何かしっくりこない。何か変だ。そしていつの間にか基本情報の参考書も手に取りレジに並んでいました。ここから今年の2月まで仕事をしながらの勉強が始まります。

この時購入した書籍は、「キタミ式基本情報技術者」、「パーフェクトラーニング過去問題集」「うかる!基本情報技術者 科目B・アルゴリズム編」でした。

しかし最終的には、科目Bの参考書を「アルゴリズム✖️擬似言語トレーニングブック」と「出るとこだけ基本情報科目B 予想+過去問題集」に変更。追加でセキュリティ用に「出るとこだけ基本情報科目B 教科書の方」を購入しました。科目Aも説明が不足している分野があるため「かやのき先生の基本情報者技術者教室」を追加しました。

参考書について受けてみた感想によると、参考書は
・イラストが好きなら「キタミ式」
・文章が苦手でなければ「かやのき先生」
科目Aの問題集は
・「パーフェクトラーニング」
科目Bは
・「出るとこだけ」と「アルゴリズム✖️擬似言語トレーニングブック」
科目Bのセキュリティ部分は
・「出るとこだけ」に載っているセキュリティ部分の説明と、「パーフェクトラーニング」
が自分には合っているようでした。

科目Aは聞くところによると、過去問の演習だけでは対応できなくなっているとのこと。そのためパーフェクトラーニングの対策問題を正解以外の選択肢も含めてひたすら覚えました。こちらは新シラバスに対応した問題も多数のっているため、とても有り難かったです。

科目Bは「出るところだけ」でトレースの仕方を学び、「アルゴリズム✖️擬似言語トレーニングブック」で実践的な擬似言語の解き方を学びました。実際に受けてみると分かるのですが、「出るとこだけ」のプログラムのトレースだけでは対応できず、「アルゴリズム✖️擬似言語トレーニングブック」のような解き方が必要だと感じました。
「アルゴリズム✖️擬似言語トレーニングブック」にはダウンロード特典で公開問題の解答解説PDFがついており試験対策にとても助かりました。
セキュリティは「出るとこだけ」とパーフェクトラーニングをやって置けば大体対応することができました。

さて参考書も揃ったところで勉強開始です。まず勉強環境はどうするか考えます。自分の場合はお家勉強が苦にならないので、平日は会社を定時ダッシュで帰宅して2時間から3時間勉強。休日は土曜日・日曜日と各日10時間ずつ勉強。大学院の勉強までで身につけた勉強習慣を利用して試験対策をすることにしました。

土日が始まる金曜日には大好きなドリンクを複数購入しマイドリンクバーを準備。ひたすらお家にこもりました。数ヶ月間は生活圏内がお家、会社、コンビニ、スーパーに。勉強しているとお出かけしないのでお金が掛からなくて良いです。精神衛生上はよくないですが。。。

そして今年のお正月は9連休ということで、大掃除の2日間を除いて全てを勉強にあてました。会社勤め民にとってはまとまった休みを勉強にあてられるのはとても貴重。でも時はお正月。初詣にだけは行き合格守りを購入しました。こういうのとても大事です。
お正月が終わり会社に出社した時、皆様から旅行のお話やお土産をいただき私の心が折れそうになりますが、合格したら色々楽しむんだと自分に言い聞かせました。

10月と11月はのんびり勉強で、最後12月と1月に追い込み。基本情報技術者試験は昔は年に2回の受験しかできませんでしたが、通年受験できるようになったので落ちても1ヶ月後には再チャレンジ可能です。でも1回で受かりたい。その一心でした。

勉強を続けて遂に2月8日、土曜日。いよいよ試験がやってきました。午後2時からの試験なので、ゆっくりと起床。頭の体操に問題を数問解いて、いざテストセンターのある新宿へ出発です。テストセンターの横にはプロント、ドトールなどがあるので、早めにプロントに行き参考書を読んで最後の確認をしました。

時間が来たので参考書を閉じ、テストセンターの受付へ。手続きを済ませ、いよいよ試験開始です。科目A:90分、科目B:100分の勝負。
科目Aを受けている時、なるほどこれが噂の新しいパターンのテストなのかと思いコンピュータの画面に向かい試験を受けていました。まだこの時は精神的余裕あり。ここで10分休憩です。ロッカーに行きウイダーインゼリーブドウ糖で脳にエネルギーを補給します。

さて問題の科目B開始。最初に時間がかからないセキュリティの問題を解きます。その後はトレース問題は時間がかかるため、トレースの必要がない問題から解いていきます。なんとラッキーな事に得意な問題が出て喜んでいたのですが、何故か上手く解けずパニックに。その影響で焦ってトレース問題に時間がかかり。3問ほど残して試験が終了。

「あ、これは危ないかも」と思って、ドキドキすること数十秒。コンピューターの画面上に科目A:645点、科目B:610点の表示が。絶望と喜びまでのジェットコースター数十秒。点数はギリギリ両科目とも合格基準点の600点以上は突破。疲れ果てて席を立ち、受付で退出の手続きを済ませ、建物の外へ。外で冬の涼しい風を身体に浴びながら家族へ携帯で合格の連絡をしました。

試験が終わり完全に脱力していましたが、テスト後は電車に乗り新宿駅から東京テレポート駅へ。ダイバーシティに到着後、予約していたガンダムベースに入りプラモデルを購入。ちなみにガンダムベースは事前予約制。テストの合否がわかる前に予約していました。店内の大量のプラモデルを前に、試験に受からなかったらプラモデルを買いに来たのだろうか、と自分にききながらプラモデルの箱を手にとっていました。

電車に揺られプラモデルの大きい箱を手に下げ帰宅。参考書とプラモデルを床に置き長かった試験勉強が終わりました。

後日、基本情報技術者試験の有名なサイトを見ていると、知識があるうちにこのまま応用情報のテストへ進んだ方が良いとの皆様のお声がありました。そして基本情報技術者試験の数日後、応用情報の試験も受けようと決意。

応用情報は年に2回だけのテスト。目指すは10月になります。応用情報は今回のように追い込まずゆっくりと準備します。

でも充電期間は必要なので1ヶ月ほどはのんびりと過ごします。山を超えると次の山がまた見えますね。

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