転職(就職)希望先の業界地図は見ておいた方がいいよ。
という話です。
ちなみに、広告業界の規模はこのあたりを見ればわかります。
電通報「2022年 日本の広告費」解説
何を言いたいかというと、先日の中途採用面接でこんなことがありました。
Q「どうして、デジタル広告の業界を受けてみようと思ったのですか?」
A「はい。これから自分自身のキャリアを考えてみると、より市場の大きな業界で成長をしていこうと考えたからです」
Q「なるほど。いまあなたのいる業界の市場規模ってどのくらいですか?」
A「いやぁ、それはちょっとわからないのですが、非常に伸びてはいます」
Q「そうではなくて、たしかネット広告業界の3兆円規模よりもおおきかったと思ったのですが・・・(いやいや、大きな業界でキャリアアップしたいっていっても、BtoBだからあまり知られていないだけであなたがいまいる業界の方が大きいですよね……)」
こういうことを言われてしまうと、なんとなく伸びてそうだから、活気がありそうな業界だから、行き当たりばったりで受けてみましたといった人に見えてしまいますし、そもそも市場調査も業界規模の把握もできない人なんじゃないか?って思ってしまうんですね。
業界に対してのなんとなくの憧れからその業界を志すということを否定するつもりはありません。(そもそも私だって大学卒業時に「広告とかコピーライターってかっこよさそう」っていうなんとなくの憧れから広告業界に注目しましたし……)
でも実際に面接に臨むときには、少なくともその市場の規模やどのようなプレイヤー(企業)がいる業界なのか?といったことは簡単に調べてから望んだ方が「この人はきちんと下調べをしてから来ているんだな」「ビジネス感覚がある人なのかな」という印象になります。
それは大仰な下調べが必要なコトではないですし、例えば、会社四季報などを一冊買ってみれば最新情報がわかるかなと思います。
さらにいえば、私たちのような広告・マーケティングを行っている会社では、クライアントの市場規模や商品カテゴリー別の売上規模、ブランドランキング、商品ランキングなどを知った上でプランニングに取りかかることは基本ですし、そもそもその前提を知らないとクライアントと話がかみ合わなくなってしまいます。
なので、転職を考え始めたときには、まず自分が今いる業界の業界地図、チャレンジしようとしている業界の業界地図、エントリーシートを出した企業が上場企業だったら四季報とかそのあたりをまず読んでから,面接に臨んでください。
それだけで、「あ、こいつきちんと調べてから来ているな!」っていう印象になる事は間違いないです。
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