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中国のAIスタートアップ企業は、困難にもかかわらず海外市場を開拓する以外に選択肢はない

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」のキンリン・ロー(Kinling Lo)は2024年08月26日に、地政学的緊張によって拡大する米国との技術格差を埋めるには、中国にとってAI(Artificial Intelligence/人工知能)が鍵となるとみられていると報告した。

中国の大手AIスタートアップ企業は、地政学的緊張や経済制裁にもかかわらず、海外市場への参入を成功への決定的な段階と見なしている。

上海に拠点を置くミニマックス(MiniMax)は、中国の「4社の小さなAIドラゴン」の1つと呼ばれることが多い生成AIスタートアップ企業で、今後1、2年で中国の一帯一路構想に関与する国々の市場を開拓し、日本、韓国、米国、東南アジア地域での事業を拡大することを目指していると述べた。

「次の段階の主な決定要因の1つは、海外市場での存在感です」と、ミニマックスの編集長兼副社長であるサイモン・ペン(Simon Peng)は、2024年08月25日日曜日に北京で開催されたHICOOL 2024グローバル起業家コンテストの傍らでパネルに語った。

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